[ 指定コメント (No.5) の関連スレッドを表示しています。 ]
【通称】 パールグラス 【学名】 Hemianthus micranthemoides 【分布】 北米南部 【葉長】 0.5 〜1cm 【水温】 20〜26度 【水質】 弱酸性〜弱アルカリ性、軟水〜弱硬水 【照明】 蛍光灯20W×3灯以上 (60cm水槽換算) 【二酸化酸素】添加必要
■パールグラスについて 1mmほどの小さな葉が細い茎に3枚づつ輪生(4枚の輪生もある)するように付く有茎草です。水草水槽のレイアウトに人気の高くメジャーな種類なのでポット売りされていることが多く入手も容易です。育てやすさは普通程度で、明るめの照明と底床砂にはソイルを使って二酸化炭素の添加を行えば失敗は少ないでしょう。 ■パールグラスの魅力 1本でも可愛らしいのですが細く小さいために目立たないです。ですが、数十本から数百本を寄せ植えることで綺麗な明るい緑色のウェーブを帯びた茂みとなり水草レイアウト水槽の中心的水景だって作れます。ちょっと強めの二酸化炭素の添加することで細かい葉に気泡粒を付けやすく、これが集まることで通称名である真珠(パール)とも言えるような大きな気泡が頭頂部に集まってくる様子は是非見ていただきたいものです。
■パールグラスによい育成環境 明るい照明が好きで中性付近の少々硬度がある水質が合うとよく言われています。と書くと大磯砂が良いのかと思われますがそれほ硬度は関係ないようで肥料分豊富なソイルの方が育成は簡単な気がします。水質よりも肥料分なので砂への埋め込み肥料がとても効果的で量も多めがよいようです。液肥もよく効きます。二酸化炭素の添加は是非添加することをお薦めします。
■パールグラスを育成してみた特殊環境 超低導電率の軟水では成長速度が落ちて葉の色が薄くなりながら間隔が詰まっていきます。さらには葉のサイズが小さくなっていき葉の一枚づつが平らに近づきます。ですが、成長が止まるほどになることは少なく低pH、低硬度環境にも相当耐えるようです。
■パールグラスの植え方 細かい作業ですごく面倒なんですが1本づつピンセットを使って砂の中に1cmほど差込むように植込みます。
■パールグラスの増し方 容易な部類なので特に気を使うとはありません。細かく書くとすれば全長が5cmほどになったら砂の上から2cm以上残こるようにハサミで切ります。切取った頭頂部は1cmほどが砂の中になるように植えます。もちろん長さが余裕がある分には問題ありません。残った方の茎は一週間程度待てば葉の脇から新芽が出て伸び始めます。草体の状態がよく、ある程度以上の長さが確保できるならば頭頂部のみでなくても3分割以上しても、それぞれ脇芽を出して増やすことが可能です。
■パールグラスの病気と育成不良 残念ながら病気の経験が無いため分かりません。全体の光量不足では頭頂部付近の葉から色が薄くなると共に縮れてきます。混み合って場所放置すると光量不足で下葉が変色して徐々に茶色っぽくなりひどくなると茎が溶けるように切れます。肥料では鉄分が不足すると頭頂部が白化してますし、カルシュウム、マグネシュウム分が不足すると茎が細く葉の色が悪くなるようです。
■パールグラスの欠点 照明の明るさや水質の変化にはやや敏感で急な変化があると成長がすぐに鈍ります。ですが反対に条件が合うことで伸びの速度が増し脇芽も出して枝分かれしながら増殖するため増えすぎて困ることもあります。週一度のトリミングでは間に合わなくなりことも・・・・。
■パールグラスの仲間 よく似た姿ですが2枚の対生葉が特徴のニューパールグラスや丸い1cm強サイズの葉を付けるラージ・パールグラスがあります。
2009/04/25(Sat) 11:16:56 [ No.5 ]
活発な光合成によってできた酸素が頭頂部に集まりつつある拡大写真を追加です。
2009/04/25(Sat) 11:22:48 [ No.6 ]
|
- Joyful Note
Antispam Version -
- mod by Necomaru -