ちっちゃい倶楽部♪
                         


 ちっちゃい魚を愛でる方々が集まる場所。それが”ちっちゃい倶楽部”です。WaterBoxの掲示板から生まれたこの企画、ちっちゃい魚好きの方々でお話が盛り上がり、ついに独自のページを持つまでに至りました。とにかくここは、見てくださる方にちっちゃい魚を飼っていただくべく、お勧めのちっちゃい魚たちを紹介していこうと思います。

 ほんとにちっちゃい魚ってとっても良いんですよ。穏和な種類が多いですし、たとえ暴れてもあまり大きな被害はないですし、何よりもエサが少なく、排泄物も少ないですので水もあまり汚れず、小さい設備でもいっぱい飼える、机の上や食卓にも置けて身近に接することができる、etc...と、なんとも良いことづくめです。まあ、迫力がないとか、どこ行ったのかよく見えないとか、いろいろとありますが、それを補って余りある、かわいらしさと手軽さは魅力だと思います。

 ということで、あなたもちっちゃい魚を飼ってみませんか? ちっちゃい魚を水槽に入れたときから、あなたもこの倶楽部の会員です(笑)。
 ちなみに、ちっちゃい倶楽部の発起人で部長はharuruさんです。ちっちゃい魚を多数飼育されていて、ちっちゃい魚たちの母です(笑)。今後も増やされるようですので楽しみですね。


【ちっちゃいお魚紹介】

■スカーレットジェム■

画像提供:haruruさん

スカーレットジェム動画
(1.07MB)
【通称】 Scarlet Jem(スカーレットジェム)
【学名】 Badis badis bengalensis
ちょっと前までBadis sp.(バディス属未分類)
【分布】 インド、バングラデシュ
【体長】 2〜3センチ(メスの方が多少小さめ)
【水温】 15〜27度(最低温度については諸説あり)
【水質】 弱酸性〜中性
【説明】 こちら

■アルゼンチンパール■

写真募集中
【通称】 Argentine pearl fish(アルゼンチンパール)
アウストロレビアス ニグリピンニス

シノレビアス ニグリピンニス
【学名】 Austrolebias nigripinnis(現在の学名)
Cynolebias nigripinnis(旧学名)
(情報提供:おさんぽさん)
【分布】 アルゼンチン、ウルグアイ
【体長】 3〜5センチ(メスの方が多少小さめ)
【水温】 15〜24度
【水質】 弱酸性〜中性
【説明】 こちら

■ピグミーサンフィッシュ■

オス

メス
画像提供:とこさん
【通称】 Pygmy Sunfish(ピグミーサンフィッシュ)
【学名】 Elassoma alabamae ((Alabama) Spring Pygmy Sunfish)
Elassoma boehlkei (Carolina Pygmy Sunfish)
Elassoma evergladei (Everglades Pygmy Sunfish)
Elassoma okatie (Bluebarred Pygmy Sunfish)
Elassoma okefenokee (Okefenokee Pygmy Sunfish)
Elassoma zonatum (Banded Pygmy Sunfish)

Elassoma属の魚を一般にピグミーサンフィッシュと呼んでいます。
【分布】 アメリカ
【体長】 2〜5センチ
【水温】 22〜25度
【水質】 弱酸性〜中性
【説明】 小さな体に斑点をちりばめた美しい魚です。特に雄は鑑賞価値も高く、丸みを帯びたヒレがとてもかわいらしいです。

■ネオンドワーフレインボー

画像提供:haruruさん
【通称】 Neon Dwarf Rainbow(ネオンドワーフレインボー)
【学名】 Melanotaenia plaecox
【分布】 ニューギニア
【体長】 4〜5センチ
【水温】 24〜26度
【水質】 弱酸性〜弱アルカリ性
【説明】 青みがかった銀色の鱗に覆われた水滴型の体に、それを縁取るようにオレンジから赤色のヒレがついています。その2色のコントラストが非常に美しく、小さな体で泳ぎ回る姿はとても綺麗です。

■クラウンキリー

画像提供:haruruさん
【通称】 Clown Killie(クラウンキリー)
または、シュードエピプラティス・アニュレイタス
【学名】 Pseudepiplatys annulatus
【分布】 アフリカ
【体長】 3〜4センチ
【水温】 22〜26度
【水質】 弱酸性の軟水
【説明】 黒と白の縞縞が綺麗な魚です。すっとシャープな体つきが格好良いです。また、尾鰭が独特の形と色をしていますので、とても印象に残ります。目や顎のあたりが青く見えるのもまた美しいです。

■ピグミーグラミー

画像提供:haruruさん
【通称】 Pygmy Gourami(ピグミーグラミー)
【学名】 Trichopsis pumila
【分布】 インド、マレーシア、カンボジア
【体長】 3〜4センチ
【水温】 24〜28度
【水質】 弱酸性〜中性
【説明】 青みがかった地に茶色のラインや細かいスポットが無数に入る美しい魚です。各ヒレにもびっしりとスポットが刻まれており、それだけでも綺麗です。グラミーの特徴であるワイヤー状の腹鰭もしっかりとついています。ケロケロと鳴く魚としても有名です。

■キャリスタス・サーベ■

画像提供:佐和子さん
【通称】 Callistus Serpae(キャリスタス・サーペ)
Serpae tetra(サーペテトラ)
Callistus callistus(キャリスタス・キャリスタス)
【学名】 Hyphessobrycon callistus
【分布】 ブラジル、パラグアイ
【体長】 4センチ
【水温】 22〜28度
【水質】 弱酸性〜中性
【説明】 真っ赤な体色に、黒い背鰭と尻鰭、さらに腹に黒斑が入る美しいカラシンです。最適な環境で飼い込むほどに赤さが増して美しくなります。

■ハセマニアナナ■

画像提供:佐和子さん


画像提供:シーマンさん
【通称】 Hasemania nana(ハセマニア・ナナ)
Silver-tipped tetra (シルバーチップテトラ)
【学名】 Hasemania nana
【分布】 ブラジル
【体長】 3〜4センチ
【水温】 24〜28度
【水質】 弱酸性〜中性
【説明】 茶色がかった半透明の体に、白い点の付いた鰭が印象的な小型カラシンです。尾ヒレの付け根の黒と黄色の縞縞配色も見事な美しい魚です。

■レモンテトラ

画像提供:テッツーさん
【通称】 Lemon Tetra(レモンテトラ)
【学名】 Hyphessobrycon pulchripinnis
【分布】 ブラジル
【体長】 3〜5センチ
【水温】 22〜28度
【水質】 弱酸性〜中性
【説明】 体色は黄色みがかった透明で、尻ヒレが黄色く染まります。それとは対照的に背鰭が黒くシックです。目が赤く、とても色彩豊かな美しい魚です。

■コリドラス・ピグマエウス

画像提供:haruruさん
【通称】 Pygmy Corydoras(ピグミーコリドラス、コリドラスピグマエウス)
【学名】 Corydoras pygmaeus
【分布】 ペルー、エクアドル、ブラジル
【体長】 2〜3センチ
【水温】 22〜28度
【水質】 弱酸性
【説明】 最も小型のコリドラスの種類です。普通のコリドラスと違って、中層も積極的に泳ぎ回ります。コリドラスのユーモラスなヒゲや体つきがとても愛らしい魚です。

■コリドラス・ハブロースス■

画像提供:haruruさん

画像提供:みどりさん
【通称】 Corydoras habrosus(コリドラス・ハブロースス)
【学名】 Corydoras habrosus
【分布】 ベネズエラ
【体長】 3〜4センチ
【水温】 22〜28度
【水質】 弱酸性
【説明】 小型のコリドラスの種類です。普通のコリドラスに体型は似ています。また習性も底砂を漁る動きをしますので、小型ながらもコリドラスらしい魚です。

■コリドラス・ハスタトゥス■

画像提供:ミニエモンさん

画像提供:みどりさん
【通称】 Corydoras hastatus(コリドラス・ハスタトゥス)
【学名】 Corydoras hastatus
【分布】 ペルー、ブラジル、アマゾン川流域
【体長】 2〜3センチ
【水温】 22〜28度
【水質】 弱酸性
【説明】 最も小型のコリドラスの種類です。ピグマエウスと同様に、中層も積極的に泳ぎ回ります。尾ヒレの白黒のツートンカラーが特徴的でかわいいコリドラスです。

■インディアングラスフィッシュ

画像提供:haruruさん
【通称】 Indian glassy fish(インディアングラスフィッシュ)
【学名】 Parambassis Ranga
【分布】 インド、ミャンマー
【体長】 3〜5センチ
【水温】 22〜28度
【水質】 弱酸性
【説明】 小型のグラスフィッシュで、透明な体がとても上品です。どちらかというと生き餌が好きなようですので、うまく餌付いている個体を買えるとよいと思います。

■ボララスの仲間

ボララス・ブリジッタエ
画像提供:haruruさん


ボララス・ミクロス
画像提供:とこさん


ボララス・マキュラータ
画像提供:ゆきねこさん

写真募集中
【通称】 Boraras(ボララス)
【学名】 Boraras brigittae(ボララス ブリジッタエ)
Boraras maculata(ボララス マキュラータ(Dwarf rasbora))
Boraras merah(ボララス メラー)
Boraras micros(ボララスミクロス)
Boraras urophthalmoides(ボララス ウロフタルモイデス)
  Exclamation-Point Rasbora
上記5種類が有名なボララスの仲間です。
【分布】 タイ、ボルネオ、スマトラなど東南アジア
【体長】 2〜3センチ
【水温】 22〜28度
【水質】 弱酸性〜中性
【説明】 コイの仲間でも最小サイズの魚たちです。どれも体におもしろい形の模様や色とりどりのライン、スポットが入るのが特徴です。飼い込むことでとても美しく発色してくれるようになります。ボララスの中ではマキュラータやメラーが比較的有名です。

■ラスボラ・ヘテロモルファ(エスペイ・ヘンゲリ)

ラスボラ・ヘテロモルファ


ラスボラ・エスペイ
画像提供:きのっぴさん

写真募集中
【通称】 Rasbora heteromorpha(ラスボラ・ヘテロモルファ)
Rasbora espei(ラスボラ・エスペイ)
Rasbora hengeli (ラスボラ・ヘンゲリ)
【学名】 Trigonostigma heteromorpha(ラスボラ・ヘテロモルファ)
Trigonostigma espei(ラスボラ・エスペイ)
Trigonostigma hengeli (ラスボラ・ヘンゲリ)
【分布】 マレー半島、スマトラ
【体長】 3センチ
【水温】 22〜28度
【水質】 弱酸性〜中性
【説明】 こちら

■ブルーアイ・ラスボラ■

画像提供:haruruさん
【通称】 Blue Eye Rasbora(ブルーアイ・ラスボラ)
【学名】 Rasbora dorsiocellata macrophthalma
【分布】 マレー半島、インドネシア
【体長】 2〜3センチ
【水温】 22〜28度
【水質】 弱酸性〜中性
【説明】 アフリカンランプアイのように目がブルーに光り輝く、綺麗な魚です。体は決して派手ではありませんが、目の輝きだけで充分に美しい魚です。

■ミクロラスボラブルーネオン

画像提供:ミニエモンさん

【通称】 Microrasbora Blue Neon(ミクロラスボラブルーネオン)
【学名】 Microrasbora kubotai
【分布】 タイ
【体長】 2〜3センチ
【水温】 22〜28度
【水質】 弱酸性〜中性
【説明】 透明な体色をバックに体の中心部分が黄緑色からメタリックブルーに光り輝く大変美しいコイの仲間です。

■アカヒレ

画像提供:テッツーさん
【通称】 アカヒレ(コッピー?)
【学名】 Tanichthys albonubes
【分布】 中国(広東省)
【体長】 3〜4センチ
【水温】 15〜30度
【水質】 弱酸性〜中性
【説明】 黄土色から抹茶色のような体色に1本の銀色のストライプが入ります。真っ赤なヒレが特徴的で、その先端が白くなっている場合もあります。メダカということで売られていることもありますが、コイの仲間です。

■アベニーパファー■

画像提供:シーマンさん
【通称】 Dwarf Puffer(アベニーパファー)
アベニーは日本での造語?
【学名】 Monotretus travancoricusなど(いろいろあり、どれが本当にアベニーを差すのか不明)
【分布】 インド、スリランカ
【体長】 2〜3センチ
【水温】 22〜28度
【水質】 弱酸性〜中性
【説明】 ぷっくりと膨れた小さな体に大きな目が非常に愛らしいフグの仲間です。ホバリングする泳ぎ方も特徴的で人気があります。ですが、他の魚のヒレをかじる場合がありますので、混泳には注意が必要です。



【ちっちゃい倶楽部水槽紹介】


■ちっちゃい倶楽部極小支部■
 グラスにビー玉を敷いて竹(ミリオンバンブー)を差し、カボンバを浮かべた何とも風情のある水槽です。ピグミーグラミーが涼しげに泳いでおります。机の上のちょっとしたアクセントにも最適な極小サイズです。ちっちゃい倶楽部部長haruruさんの水槽です。


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