■アルゼンチンパール

●アルゼンチンパールについて
 黒いボディーに真珠のような美しさをちりばめたアルゼンチンパールです。海外ではブラックフィンパールフィッシュなんて呼ばれていることもあるそうですが、日本では、アルゼンチンパールという名称で有名です。ちなみにシノレビアスニグリピニスと呼ばれていたり、アウストロレビアスニグリピニスと呼ばれていたりしていますが、どちらもアルゼンチンパールを指します。旧学名がシノレビアス、現在の学名がアウストロレビアスです。さらに、ニグリピニスの後ろに、マッシュワイズとか、サガストメとかが付きますが、それは、系統(採取された場所や人の名前などでの分類)だそうです(おさんぽさん、情報提供ありがとうございました)。これら、いろいろと名前が出てきたのですが、どれもアルゼンチンパールとひとくくりにされています。年魚ですので、通常は一年で死んでしまいますが、温度低めでエサを少な目にすれば水槽飼育の場合にはもう少し長生きしてくれると思います。
 カダヤシ科リヴルス亜科アウストロレビアス属の卵生メダカの仲間です。
 このアルゼンチンパール、その魅力はなんと言っても、青みがかった黒い体中に点在する水玉模様です。それが青白く発光しているかのように見えて非常に美しいです。それに、各ヒレも縁取りが丸くてとてもかわいらしいです。特にヒレには大きな水玉模様が入るので綺麗です。

●飼育について
 飼育に関しては特別に難しいことはありません。弱酸性から中性の水質で、15から24度程度の水温にしてあげれば良いです。低めの温度の方が調子がよいようです。エサはイトメやブラインなどの生き餌や冷凍アカムシが好きなようですが、人工餌も食べるようですので、エサに関しても特に難しいことは無いと思います。ただし、結構よく食べるらしいので、あげすぎは良くないです。他魚との混泳ですが、比較的おとなしい魚ですので、特に問題はないようです。もちろん、体が小さいですので、アルゼンチンパールを食べるくらいの大きさの魚との混泳はお勧めしません。繁殖期には多少気が荒くなるようです。

●繁殖について
雌雄の別は調べられませんでした。わかったら追記します。繁殖はそれなりにできるようです。WEB上にも繁殖事例がいくつも紹介されています。ビートなどを入れておくとその中に卵を産み付けます。卵は数ヶ月の休眠期間を経て孵化します。
 と、書いたのですが、おさんぽさんから雌雄判別と繁殖についての詳しいお話を伺ったので、それを追記(多少修正)します。

単純にオスは黒地にスポットの派手な色彩、メスは茶色の地味な色合いで、オスより一回り小さ目みたいです。
ピートにもぐりこんで産卵しますが、卵は3ヶ月程度の休眠期間が必要です。
ピート毎取り上げて、絞って保管して下さいとのことでした。
寿命は1年〜1年半でいわゆる「年魚」です。限られた数ヶ月の間に頑張って卵をとる必要があるとのことです。
ちなみに低温にも強くて、10度くらいでも元気で、むしろ夏場の高温が恐いそうです。

おさんぽさん、情報ありがとうございました。


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