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【通称】 メダカ 【学名】 Oryzias latipes メダカ北日本集団(Oryzias latipes subsp.) メダカ南日本集団(Oryzias latipes latipes) 【別名】 黒メダカ(方言まで入れると約5000種の名前がある) 【分布】 日本 【体長】 2.5〜4cm 【水温】 4〜30度 【水質】 弱酸性〜弱アルカリ性
■メダカを飼う方にお願い【買ったメダカは、野外に放流したり、捨てたりしないでください!】
■メダカについて いまさらメダカなんて…と思われがちですが、1999年2月には、環境庁(当時)絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)に登録されました(※1)。つまり「絶滅の危険が増大している種」です。 かつては小川でごく普通にメダカの群れが見られましたが、今ではごく一部地域を除いて姿を消しまっています。 原因は主に、河川改修工事(コンクリート護岸工事)による緩やかな流れと水草が生えている川が無くなってしまった事によると言われており、その他農薬の使用や生活排水などによる環境の悪化、繁殖力の強い外来種であるカダヤシ(特定外来生物(※2))との競合に負けたことも影響していると考えられています。 今では元の「メダカ」は手に入らず、多くが観賞用に作られた緋メダカ・白メダカ・etc.の色々な色のものや、ダルマメダカを初めとする体型の変わったものなどが販売されています。
※1 絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト):種としてのメダカが日本から絶滅することが危惧されたというよりも、地域ごとに遺伝的に大きな多様性を持った地域個体群の、局所的な絶滅の進行が危惧されたことによる。 メダカの生息水域ごとの遺伝的な違いは詳しく研究されており、遺伝的に近いグループごとにまとめると、北日本集団と南日本集団に大別され、これらは生息している水域ごとに約10種のグループに細分されている。(出典:Wikipedia) ※2 特定外来生物:輸入、販売、頒布、譲渡、飼養が制限を受け、放つことが禁止され、最高三年の懲役、または三百万円の罰金刑の対象となっている。(出典:Wikipedia)
■メダカの魅力 小型で可愛く、繁殖が容易である事。慣れているメダカは人を見ると「餌だ〜!」と寄ってきて、おねだりします。
■メダカの体の特徴 皆さん知っていますよね?小学校で習うと思いますので、割愛します。
■メダカ性別、産卵、孵化 ・雄より雌の方が、体つきがふっくら。 ・大人になると、雄は身体が黒ずむ。 (一番的確な見分け方) ・雄の尻鰭には切れ込みが入り、背鰭・尾鰭とも雄の方が大きい。 雄雌の判別は、後ほど写真で撮った物を掲載します。
■メダカ産卵、孵化 水温20〜28℃程度、明るい時間が13時間以上になると、繁殖を行うと言われています。 繁殖行動は明るくなってからすぐ〜3時間位の間で、雄が雌を追いかけ、雌が産卵(お尻に付けたまま)した物に雄が精子をかけるのだと思います。 雌はしばらくお尻に卵を付けたまま、どこに卵を産みつけようかさまよいますが、多くは水草等に産みつけられるようです。 卵や生まれたばかりの子供は、大人のメダカが食べてしまう事が多いので、見つけ次第別の水槽に入れると、すぐに数が増えます。 孵化はおおよそ250度・日、つまり25℃であれば10日ほどです。 孵化した子供は2〜3日はヨークサックの養分で生きていますが、すぐにミジンコサイズの餌を食べられるようになりますので、パウダー状の餌か乳鉢ですりつぶした餌をあげて下さい。
■メダカの寿命 通常の屋外(野生)では1〜2年と言われていますが、飼育環境によっては4〜5年生きる事もあります。
■メダカの飼い方 極端に水が汚れておらず充分に酸素が溶け込んでいる状態であれば、大抵生きていけます。 スイレン鉢や庭先で甕に入れておいても、よっぽど寒い地方で無ければ冬も越せますし、ホテイアオイなどの水草を入れておいてあげれば勝手に殖えます。 通年で繁殖を狙うのであれば、通常の熱帯魚の飼い方で大丈夫ですが、水流を弱くしてあげて下さい。
■メダカの病気 白点病、尾ぐされ病、水カビ病などがあります。普通の熱帯魚と同じと考えていいと思います。
■メダカの欠点 増えすぎる事ですかね?(苦笑)
■メダカの仲間 東アジア〜東南アジア〜インドまで、メダカ属(Oryzias)の分布があります。 これらとは交雑の可能性がありますので、分けて飼って下さい。
2010/11/23(Tue) 14:52:02 [ No.2 ]
雄雌の見分け方です。
2010/11/23(Tue) 14:53:00 [ No.3 ]
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