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【通称】 Checkerboard cichlids(チェッカーボード・シクリッド) 【学名】 Dicrossus filamentosus 【別名】 特になし 【分布】 オリノコ川、ネグロ川 【体長】 ♂:7cm ♀:5cm 【水温】 20〜28度 【水質】 中性から弱酸性
■チェッカーボードについて 小型(ドワーフ)シクリッドでは最も古くからのポピュラーな種で細身の体形に長く尾ひれが特徴的です。温和な性格で混泳にも適します。また毎年春になると現地採取の幼魚を沢山見かけることからも人気の高さがうかがえますね。
■チェッカーボードの魅力 成熟した♂でスラリと伸びた尾ヒレの形に加えて派手な発色が一番に目をひきます。それにアピストなどと同様に仲良い繁殖行動ですね。 ■チェッカーボードの体の特徴 名前の由来でもある黒く四角い格子模様が幼魚の時から体側一面に並びます。♂は7cm程度まで成長し、チェッカー模様よりもさらに特徴的な尾ヒレの上下部分のみが長く美しく伸びるライヤーテールを持ちます。♀は美しい長い尾ヒレを持たず体色も地味ですが繁殖期には腹部が赤く染まります。
■チェッカーボードの性別、産卵、孵化 幼魚期には見分けることは難しいですが♂は成長すれば全てのヒレが長く伸びてきますので簡単に見分けることができます。繁殖を目指すなら小さな水槽でよいのがペアのみでの飼育がよいでしょう。チェッカーボードは他のシクリッドよりもペアの結びつきが弱いため♂と♀を同居させればお互い気に入ってペアになることも多いですが運が悪いと大ゲンカが続くこともあります。可能ならば♂よりも少し多めな♀を同じ水槽内に入れて一番仲良くペアになったものたちを別の水槽に移すると確実です。 チェッカーボードはオープンスポーナーと呼ばれ、平たい石や大きな葉っぱの上に産卵しますので30cm水槽でもそういった広い場所が必要です。水質はpHを5くらいまで落とした軟水が適当で、産卵場所がある静かな水槽に準備します。水槽に馴染んだ後に♀が落ち着かない様子で産卵場所を口で小まめに掃除することが多くなったら産卵が近いです。産卵後は卵を守りながら親魚が胸ヒレで新鮮な水を送る姿が見られるでしょう。2〜3日で孵化しますので稚魚が泳ぎ出して2日後くらいからブラインシュリンプを与えるとよいでしょう。
■チェッカーボードの寿命 飼育環境にも寄りますが5年程度ではないでしょうか。
■チェッカーボードの飼い方 本来は弱酸性の水質で低めのpH5近辺を好み硬度も導電率も合わせて低い方がよいでしょう。飼育するだけならpH7以下なら大丈夫だと思いますが流木など隠れる場所があった方がよいでしょう。一度慣れ餌だと認識すれば人工飼料でもよく食べます。しかし浮いた餌の捕獲は下手で、ほとんどは下に落ちたものをついばみますし赤虫などは一度に飲み込めず吐き出すことも多いです。
■チェッカーボードの病気 ほとんどの小型シクリッドが同じですが水質が安定していなかったり水が古くなるとエロモナス病にかかりやすく、また一度発病すると回復は難しいため予防が重要です。 水質をpH5付近で維持するとほんの小さな餌の食べ残しが亜硝酸(硝酸)濃度が高まりやすいため少量づつ頻繁な水換えが何よりの病気予防となることでしょう。
■チェッカーボードの欠点 小さくともシクリッドの仲間なので縄張り意識が強く、特にペアが出来ると他の魚を激しくけん制してよせつけません。このため混泳相手を傷つけることもあります。 個体差はありますが概ね小エビが大好きなので混泳は難しいことが多いようです。
■チェッカーボードの仲間 細長い体形の同じディクロッスス属の仲間にはチェッカーボード・シクリッドの尾ヒレが伸びず体格が一回り大きくなったようなディクロッスス・マクラートゥースや2000年以後に見つかった通称リオ・ネグロなどがいます。 もちろん、アピストやラミレッジも近い仲間であります。
2009/07/12(Sun) 17:03:35 [ No.4 ]
追加で♀の写真になります。
2009/07/12(Sun) 17:05:59 [ No.5 ]
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