ボウズ・リザードフィッシュ

(画像提供:おでっせいさん)
 ボウズ・リザードフィッシュについて、まとめてみました。リザードフィッシュ、ロケットフィッシュに関する基本的なことは、こちらにまとめましたので、それ以外に、ボウズ・リザードフィッシュに見られる特徴的な部分だけ、書いてあります。

 ※ボウズ・リザードフィッシュというのは、区別を簡単にするために、猫丸が勝手につけた名前ですので、このサイト内だけでの限定です(^^;。というのも、この魚、”ニューホンコン”、もしくは”ニューホンコンプレコ”と言う販売名で売られておりまして、このまま紹介しますと、吸い付きドジョウのホンコンプレコと混同する可能性があり、またヒレの特徴から、リザードフィッシュ、ロケットフィッシュの仲間に分類したために、さらに誤解を招きそうだったので、全く違う名前を考えました。由来は…リザードやロケットの仲間にしては、頭がちょっと高くなっておりまして、坊主頭みたいだったので、そう呼ぼうかと(^^; 相変わらず安直なネーミングですが、ご容赦を。
ボウズリザードフィッシュ(手前)と、ホンコンプレコ(奥)の違い
(画像提供:おでっせいさん)
■一般的な情報

●学名:Protomyzon属の魚だと思われます。Protomyzon.sp(Protomyzon属ですが、種は不明)として紹介されているのを見かけます。
●全長:5〜8cm
●分布:不明
●水温:22〜26度
●水質:中性
●特徴:体型は、リザードフィッシュの一般的な体型よりも、吸い付きドジョウに近い感じで、体長と体の幅の割合も、リザードの仲間と、吸い付きドジョウの仲間の中間的な感じです。胸ヒレと腹ヒレが完全に離れていますので、リザード、ロケットの仲間に分類してみました。体色は背中側は薄いグレーの地にちょっと濃いグレーで細かい縞模様が入ります。またそれとは別に、体の側面に黒いラインが一本入ります。腹側の色は白いです。


(画像提供:おでっせいさん)
■飼育してわかった情報

●だいたいの個体に当てはまると思われること
  • 基本的にリザードフィッシュの全般的な特徴を有しています(こちら)。また、吸い付きドジョウに近い特徴(こちら)もありますので、両者の中間的な感じだとイメージしていただければよいような気がします。
  • 餌とりに関してはガラス面などのコケも食べますが、人工餌のフレーク、タブレット、赤虫などを食べていることもありますので、かなりいろいろな種類のエサを食べているようです。

●個々に遭遇した事例や特徴
  • ガラス面や流木、葉などで、垂直な場所や、裏側などに張り付いていることもありますが、底砂の上など、安定した場所にいることもありまして、どこでも良いような気がします。また、隠れ家に隠れることも特にないように思いました。
  • 水流に関しては、たまにそれに向かうようにしていることもありますが、水流の無いところで過ごしているのも見かけますので、これも特にこだわりはないように思います。
  • 少し気が弱いようで、ホンコンプレコなどに追い散らされることもしばしば見受けられます。

ボウズ・リザードフィッシュの飼育に関しては、リザードフィッシュ、ロケットフィッシュの基本的な飼育方法で特に問題ないと思います。コケも人工餌も比較的よく食べると思いますし、どちらかというとおとなしいタイプの魚のようですので、飼育は楽な方ではないかと思います。この魚をいじめたり食べたりする魚でなければ、一緒に飼育できそうです。

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