ホンコンプレコ


(画像提供:うどうあとりさん)
 ホンコンプレコについて、まとめてみました。吸付きドジョウに関する基本的なことは、こちらにまとめましたので、それ以外の、ホンコンプレコの特徴的な部分だけ、書いてあります。


(画像提供:scarletgemさん)
■一般的な情報

●学名:Pseudogastromyzon cheni
●全長:6〜8cm
●分布:中国、ベトナム
●水温:20〜26度
●水質:中性
●特徴:体型は、吸付きドジョウの一般的な体型です。体色は薄い茶色のような地に、頭から側面にかけては、黒っぽいスポットのような細かい模様が入ります。背中から尾のほうにかけては、濃い茶色と、くすんだ白っぽい色の大き目の模様がつきます。



(画像提供:おでっせいさん)
■飼育してわかった情報

●だいたいの個体に当てはまると思われること
  • 基本的に吸付きドジョウの全般的な特徴を有しています。こちら
  • 餌とりに関しては大抵の個体が、人工餌に慣れてくれるようです。たまに、他の餌には目もくれず、ガラス面のコケをずっと食べている個体も居ますが、下層魚用のタブレットフードなどによく餌付くようです。
  • 成熟すると右写真のように鼻先にいぼのようなものがでてきます。背びれが染まることもあります(背鰭については下で別に写真を紹介します)。


(画像提供:うどうあとりさん)

●個々に遭遇した事例や特徴
  • 右写真のように、人工餌(ひかりクレストキャット)を持ち逃げする個体も。
  • とても狭い隙間に入ることがあります。特にガラスに貼り付けるタイプの水中濾過器とガラス面との間とか、流木の間などに居ることがありますので、間違えて潰しそうになったこともしばしばです。気をつけましょう。
  • 成長が早く、短命であることが多い様子。
  • たまに闘争するような行動を見せることがあります。これについては、提供して頂いたお写真を順番に切り替わるようにして編集しました(以下の写真です)
(画像提供:おでっせいさん)
この様子について、おでっせいさんのコメントを以下にそのまま掲載させていただきます。
「ちょっと分かり難いのですが、この時体色が普段と違って背中側が黒ずんで側面が白っぽくなっています。過去に何度か見たことがありますが、今回のバトル、いつもやってるコケ争いの追払い行為とは迫力が違います。繁殖行動かなっと思っています。発情した♂×♂、ひょっとすると♂×♀なのかもしれません。」

  • 水槽内での繁殖が可能です。
ホンコンプレコの稚魚と思われる写真
(画像提供:おでっせいさん)

左が繁殖行動と思われるときのホンコンプレコの様子
右がほうれん草を食べているホンコンプレコの稚魚
左が卵の画像。右がかわいい稚魚たち
(画像提供:眼鏡沼海老さん)

(画像提供:おでっせいさん)
●水槽に慣れてくると…
 上でも書きましたが、ホンコンプレコは水槽に慣れて調子が上がってくると、背鰭が真っ赤に染まることがあるようです。ここまで奇麗に赤くなると、底物の地味さとは無縁な感じがします。すごくきれいです。

(画像提供:おでっせいさん)


(画像提供:おでっせいさん)
ホンコンプレコの飼育に関しては、吸付きドジョウの基本的な飼育方法で問題ないと思います。人工餌も食べてくれるので、慣らすとさらに飼育が楽になると思います。水槽にコケが不足する事態が起きる可能性もありますので、早いうちに慣らしてあげたいところです。また、コケが少ない場合、人工餌に慣れていない場合には、たくさんの数を入れずにおくのが良いと思います。



■ホンコンプレコの近縁種について
 ホンコンプレコも近い仲間が入荷するようです。それらの魚たちについて少し紹介します。

●ゼブラヒルストリームローチ(という名前で売られていたそうです)
 学名は、Pseudogastromyzon fangiではないかと思われる子です。ゼブラというよりも、ヒョウ柄なので、レオパードヒルストリームローチって呼びたい感じです(^^;



●???
 こちらの方がゼブラ模様なので、ゼブラヒルストリームローチと呼んでしまいたいところです(^^; 学名はPseudogastromyzon fasciatusではないかと思われます。



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