こんな時どうしよう?

 クラウンローチをはじめとして、熱帯魚を飼っているといろいろなトラブルに会うことが多いです。特に飼育を始めたばかりの頃は次々に襲いかかるトラブルに滅入ってしまうことがあります。そういう方の少しでも助けになればと思い、トラブル対策をまとめてみました。ちなみに、内容については掲示板に寄せられた豊富なご意見を多分に加味してあります。掲示板でご意見をくださった方々に感謝します。
 一つのトラブルに対して、いくつかの対処方法を示したものもあります。ですので、ご自分の環境やできることにあわせて、対策を講じてみてください。


■引越ししないといけなくなりました
 ただでさえ大変な引越しですが、そこに水槽が加わるとさらに手がかかります。ですので、水槽はスムーズに引越しして、負担を減らしたいものです。さらに、引っ越して魚が死んでしまっては、元も子もないですから、なるべくダメージを少なくできるように、したいものですね。ということで、引越しに関する注意点や皆さんに寄せていただいた体験談など挙げてみます。情報を提供してくださった、しまりすさん、chi-toroさん、佐和子さん、アオさん、以下過去ログより〜たま尾さん、あきひささん、あゆみさん、ゆうさん、名無しのごんべぇさん、ruiさん、ありがとうございます。
 引越しにかけられる時間や人手、水槽の状況など、それぞれに違いますので、こうすればいいという、統一した方法を示すのが、なかなか難しいですので、いろいろな場合について、皆さんの過去ログを抜粋して、例として示したいと思います。

●近いところ(車で数時間以内)に引っ越す場合
 実際に引越しされた皆さんのログがメインです。文章中青文字は猫丸の補足コメントです(掲示板のログですので話の流れでいろいろと省略されている部分を補っております)

◆アオさんの方法と佐和子さんの実際の場合(魚を一旦別の大きな容器(ゴミだし用のバケツなど)に移して待機し、引越し先で水槽設備を先にセットしてから最後に魚を運び込む方法

引越しに際し、水槽の引越しは、出来る事なら、他の家具の引越しとは別の日に1日費やせるのがベストと思いますし、引越し当日は無理ではないかと思います。又強行すれば手荒い移動が予想されますよね。大きな水槽の場合、特に時間がかかりますので、本当に水槽用に1日あれば余裕ができます。日程調整できればベストです。

具体的な方法とポイントですが、
(1)まずお魚を移す容器に飼育水を入れます。この場合出きるだけ大きい容器で、全てのお魚を一旦入れてもストレスにならない大きさがベストですがね。そしてヒーターで保温し、水槽と同じ温度になるまで待つ。当然エアーレーションをする。

(2)同じ温度になったら、魚を全て移す。このようにしておけば、焦って移動する必要がなく、丁寧な移動が出来ると思います。

(3)水槽の飼育水は出来るだけキープする(灯油用のポリタンクなども便利です)。ろ材は全て濾過器から出し、飼育水の中に入れる。ろ材を入れた容器が小さければ、エアーを送る(酸欠防止)。又は魚が入ってる容器に入れても良いかと。

(4)大磯(などの崩れない底砂の場合です。ソイルなど崩れるものの場合には素直に取り替えましょう)は軽く洗うが、飼育水より低い温度の水では洗わない。無論カルキ抜きの水を使う。(バクテリアの死滅を出来るだけ防ぐ)。大磯は乾かない限りバクテリアは生き延びます。

(5)濾過器など、水槽機材を洗い、引越し先に運びます。引越し先で魚以外の機材や飼育水は全て運びセットします。足りなくなった飼育水は新規に注入しますが、出来れば新規注入量が全体の3〜4分の1で済むように事前に計算しておくと良いです。元からある飼育水はなるべく多く持ち出せればベストです。移動だけでも魚やバクテリアにはストレスですので、水質もなるべく変えないように、したいものです。

(6)底砂、飼育水の温度が下がっていますので、ヒーターをセットして元の温度になるまで待ちます。お魚は(もとの家で)完璧に容器で待機していますので、焦る事なく仕事が出来ると思います。最初にお魚をパッキンすると、どうしても慌てた仕事になりますので失敗のない引越しが出来るとおもいます。

(7)水槽が元のような状態(水温が元に戻り、濾過器などのセットも終了している)になったら、始めてお魚の引越しをしますが、5センチ以上になったクラウンローチは一匹ずつのパッキンを勧めます。パッキン時、棘を出しビニールの中で暴れますので互いに怪我する可能性がありますので、私ならそうします。全てのパッキングには時間がかかりますので、スポーツ店などで売っている酸素ボンベでパッキンするか、適当な数で一旦引越し先に運ぶのも手ですよね。

(8)ろ材も濡れた状態なら、バクテリアは大丈夫ですので一緒に運ぶのがよいかと思います。

以上が私流ですが、この場合ヒーターとエアーポンプが別に必要になってきます(笑)

 時間がある場合、この方法は確実だと思いますので、私もおすすめです。
時間のない場合には、水槽から直接パッキング、又は移動できる容器に移して運ばないといけないですが、そのときにも上記のようにエアレーションやバクテリアのこと、引越し先でセッティングしてから魚を入れるまでについてはかなり参考になると思います。
 以下、大体これを実践された佐和子さんの体験談です


最初にお魚をパッキンしてしまうと、どうしても慌てた仕事になりますが、このやり方ですとお魚は水槽の移動中、完璧に容器で待機しているので、焦る事なく仕事が出来ました。私は近所でしたので酸素ボンベは使いませんでした。
 また、衣装ケースで待機させていたのですが、はじめに水槽から衣装ケースに移す際、アルジイーターとローチの捕獲に異様に時間がかかってしまったので、1匹ずつのパッキングは難しいと考え、衣装ケースのふたをしっかり閉めてそのまま移動しました。それでも道路事情が悪かったこともありかなり揺れ、車内にかなり水がこぼれました。


◆あきひささんの方法(主に引越しの際の工夫です
(1)エアレーション(エアーポンプ)のかわりに酸素石を使うと、手間がはぶけますし、簡単です♪

(2)ヒーターをつかって保温をするかわりに、熱帯魚屋でやってもらうパッキンを2重にして、水をふき取った後、ホッカイロ(貼るタイプ)を使うといいですよ(水との接触は厳禁)さらに新聞紙をまくと、水にぬれる心配もなくなります♪

(3)キャンピング用のキャリーボックスってわかりますか?キャスターがついていて、衣装ケースより大きくて蓋がついてて、緑色の本体にグレーの蓋みたいな?あれに、パッキンした魚を大量にいれたり、大型魚なら直接入れたりして運ぶと便利ですよ。水漏れしませんから。衣装ケースは魚によっては浅いんですよね・・・

(4)便利グッズですが、タオルとか雑巾、新聞紙、布テープ、軍手、カッターは重宝しますよ。軍手は魚が万が一落ちたときにも焦らずに、傷つけずに、すぐにキャッチできます。布テープは何かを両手で処理できなくなったときに取り合えず抑えたり、支えたりできます。カッターは突然のハプニング(封を切ったりしなくてはいけない、パッキンをこじ開ける、キスゴムが離れないなどのときに緊急で活躍します。もちかたは、ポシェットにいれておくといいですよ。そして、ベルトに直接布テープを貫通して装着すれば完璧です♪

(5)設置場所の点数だけは、99点以上にしておいたほうがいいですよ。納得する場所、水周り、道具の設置場所、見た目、この先の家の変化など・・・きりがなくなってしまいますね♪ 引越しの作業のみに気を取られていると、設置後の場所の確認がおろそかになりがちですので、そのあたりの考慮も事前にできるといいです。また、この機会に動かさないとできないこと(コンパネや、緩衝材、断熱材をしくとか、配線の取り回しをしっかりするとか)もしておくとなお良しです。


◆chi-toroさんの方法(60センチ以下くらいの比較的小さ目の水槽の場合です
(1)ホームセンターに売っている18リットルポリタンクを購入して運びました。飼育水もなるべく残したかったので魚と一緒にタンク2つ分の水をそのまま捨てずに運びました。揺れる車内でも結構、タンクは安定感があります。

(2)引越しの前日はタンク内で水が汚れるといけないので絶食にしました。水温低下の危険性については、タンクに魚を移したあともギリギリまでヒーターを使って保温し、普段よりも2度ほど水温を高めに温めてから移動しました。(水温はゆっくりとあげたほうがいいです) 季節等によっても変わりますので、あまりにも暑くなったり、寒くなったりするようでしたら、カイロ等での保温、車内クーラーなどでの保冷など、対策は必要です。

(3)またエアレーションはしませんでしたが途中食事に寄り、その後渋滞にはまってしまったせいで5時間近くかかってしまった移動でしたが特に問題はなかったです。(タンクの上部まで水は入れず、できれば移動前にタンク内にエアポンプでエアレーションしていた方がより安心です)

(4)また水槽ですが、砂利を入れたままですとかなりの重量で、破損の危険があるので砂利はバケツに入れて運び、バクテリアの付着したマットなどはそのままビニールに入れて移動し、砂利だけはよい機会だと思ったので飼育水で洗ってからセッティングしました。沢山あった水草は湿らせた新聞紙でくるみビニールや発砲トレイに入れて運び、植えなおしました。

(5)あとは水槽に魚を再度入れる時の水温調節だけ注意して、引越しの日は餌は与えず様子を見ました。

結果ですがその後も一匹も☆になることなく、病気も発生せず、水草もトリミングする良い機会になってに無事に引越しできました。

引越し屋さんは水槽や魚の移動は躊躇するので、家族の車で運びましたがちょっと水槽臭い車内に家族からブーイングがあったのは言うまでもありません(^^; 水をこぼしたりもすると思いますし、重いものを運ぶときに手伝ってもらうこともあると思います。何よりも趣味のことで時間をとられていると言うのは、忙しい引越し時にはかなり印象悪いですので、いろいろな面で、ご家族の理解を得ておくことはとても大切です。


◆その他、気をつけること、工夫など(みなさんいろいろと書いてくださいましたので、それをまとめています)。

(1)魚を水槽に入れたまま運ぶのはなかなか大変ですし、波打ってダメージがあるかと思いますので、なるべく別の移動用の容器に入れることをおすすめします。そしてアクセサリや流木、底砂なども水槽へのダメージを考えると出しておくのがベストだと思います。ただ、小さい水槽で、引越し先までの時間が短いときには、きちんと密封できる蓋をして、人がしっかりと見て運ぶこともできるようです。

(2)引っ越し前に魚たちの調子は万全にしておいた方が良いと思います。引越し自体がかなりのストレスですので、できるだけ病気の出ない状態で引越しにのぞめるようにしたいものです。

(3)パッキングしないで移動させる場合、クーラーボックスのような保温できて水を入れられる箱を利用するのもよいかと思います。釣り用に売られている、エアポンプも装備されているものがあればさらによいと思います。水を入れるとかなり重いですので、キャスタ-などついているとなお良いようです。

(4)大きな水槽の場合には、飼育水をくみ出したりするのも大変ですので、お風呂ポンプなんかもあると良いのかなと思います。

(5)車の中で、水槽や、魚を入れたものがあまり揺れないように、もっとがっちりしたものに固定するなど、しておいた方がよいです。車の中でひっくり返すと大変ですので。


◆車での水槽引越しに関するリンク
 水槽生活さん内の、雑記(第三倉庫)の”レンタカーでお引越し”という記事が成功も失敗も含め、とても参考になります。



●遠いところ(自力では無理な場所)に引っ越す場合
 遠いところへの引越しの事例は掲示板ではほとんど話題になったことがないですので、猫丸の体験談とお店の方のアドバイスなどがメインです。

◆猫丸の場合(東京←→北海道なんていう、車では移動だけで1日かかるような引越しで、普通は、車ではやらないような場合)

(1)一番問題なのは、人間の移動が基本的に一度しかできないということです。交通費も時間も手間もかなりかかりますので。ですので、全てそれをもとに考えないといけないと思います。

(2)水槽の大きさにもよりますが、全部の魚を持っていくのは厳しい場合があります。私の場合には近くに熱帯魚仲間が居ましたので、連れて行けない魚は里子に出しました。相手の飼育スタイルなどがわかって、預けられたので良かったとは思いますが、そういう状況でない場合には、お店などに相談する必要があると思います。

(3)基本的に魚も発送か、手持ちになりますので、引越し先に水槽設備が出来上がっていることがベストです。ですので、私の場合には、同じセットを引越し先で購入し、濾過器など全部回した状態にしておきました。(幸い引越し先の近くにも、身内がいたので、新規セット水槽の購入から、基本的なセッティングはやってもらっておきました)。

(4)部屋を引き払う場合、かなり辛いです。普通、引越し業者が荷物を持ち出したあとに自分が部屋を出るわけですが、引越し業者に水槽を持っていってもらうとすると、それまでには水槽を空にして、乾かしておく必要があります(水槽を嫌がる引越し業者もありますので、そのあたりは事前確認も必要です)。また、引越し業者が帰ったあとすぐに出て引越し先に向かえるならいいですが、普通は掃除とか、いろいろとあります。ですので、部屋を引き払う場合、事前に全ての魚を送ってしまうか、手持ちにする場合には、捨てていけるような別の容器に入れて一時避難しておく必要があります。
 私は輸送に強そうな種類は発送しました。引越し先に身内が居てくれたので、受け取りとその後の処理などもやってもらいました。
 輸送に弱そうな種類だけ手元に残し、捨ててもよいプラケとエアポンプ、オートヒーターで、飼育しました。餌はやらず、活性炭で水質を維持してなんとか持ちこたえました。部屋を出て、引越し先に行く直前にパッキングし、冷たいお菓子などを入れる銀色の保冷袋に入れまして、電車で2時間ほど移動、その後、飛行機にのせ1時間半、さらにその後車で20分と言う感じで引越し先まで運びました。待ち時間などいろいろと含め、パッキングしてから6時間ほどで引越し先の水槽に入れました。春先で、気温も安定していましたので、カイロ等無しで問題なく運べました。

(5)濾材や底砂に関してもバクテリアのことを考えて、本当はエアレーションなどしながら運びたいのですが、無理ですので、あきらめまして、さっと洗って袋に詰めて引越し荷物に入れていきました。それでも引越し先の水槽の立ち上がりは早くなりましたので、無意味と言うわけではないと思います。
 また、飼育水に関しても、引越し荷物にいれて持っていってもおそらくダメになると思いましたので、持っていくのは、パッキングした中の水だけにしました。

(6)熱帯魚店の中には、引越しのときに一時的に魚を預かってくれるところもあるそうです。その後、引越し先で落ち着いたら、発送してくれるという、なんともありがたいお店ですが、やっぱり常連だったお客さんとかにしかやってくれないみたいですね。そういう意味でも、良いお店と良いお付き合いをしておくのは大事なことかもしれません。


車で運べない、遠いところの引越しは、できないことはないですが、かなり面倒で大変です。また、とにかく、かなりのストレスがかかりますので、事前の魚の状態を良く保っておくことが必要です。水槽を引越し先で購入できない場合など、パッキングした魚が数日そのままになるようでしたら、連れていかずに近場で里子に出すことを考えてもよいかと思います。



引越しは人間も大変ですが、魚もかなり疲れるようですので、計画的に、事前準備をしっかりして、手早く、丁寧にやりたいところです。もちろん、引っ越さないのが一番なのですが(笑)



■しばらく水槽の世話ができなくなりました
 出張や旅行などで家をしばらく空けることはどうしても避けられないことだと思います。また、何かと用事ができて、水槽の世話が滞ることもありますね。そういうときになるべく水槽に負担をかけずにトラブル無く維持するための知恵を紹介したいと思います。今回は情報の提供をお願いしまして、皆さんがいろいろな立場や飼育環境で実践されていることをまとめてあります。情報を提供してくださった、taniさん、あゆみさん、ぼーるさん、ゆうさん、みどりさん、越後屋ポン太さん、ruiさん、きりんさん、ジェイさん、たま尾さん、ありがとうございます。

●エサは水質への影響を考えて
 水槽をしばらく見られないときに一番気になるのがエサですね。長くあげなければ、餓死してしまう心配がありますし、かといって給餌は水質悪化と隣り合わせですから、トラブル無くやりたいものです。

◆外出が2,3日程度の場合
 基本的に無給餌にするという方がかなり多かったです。エサ不足に弱い小型魚でも、餌無しで問題なく過ごせるという判断をされているようでした。この程度の外出であれば、エサをあげたことによる水質悪化のリスクを考えると、無給餌での餓死のリスクの方が低いと思われます。大型魚に関しては特にその特徴が顕著なようで、もう少し長期間でも無給餌で問題ない場合が多いようです。ただ、稚魚が居る場合、フグなどの痩せやすい魚が居る場合にはこの限りではありません。

◆外出が4日以上になる場合
 フードタイマーを使われる方が多いようです。ただ、そのときの注意点としては、とりあえず、太らせることよりも、餓死してしまわないことを優先して考えた方がよいと思います。ですので、普段よりもさらに少ない給餌量にして、水質悪化を極力抑えるようにすると良いと思います。また、フードタイマーの中にはしばらく使うと中のエサが湿気てしまうものがありますので、実際に外出する前に、一度テストして、一定期間正常に動作することを確認しておくと良いと思います。

◆他にエサをやってくれる人がいる場合
 出かけても、家に人がいるとか、そういう場合にはエサやりをお願いして出かける方も多いようですが、そのときの注意点があります。魚を飼ったことがない方にエサやりをお願いすると多めにあげてしまう傾向が強いようです。それは水質の悪化を招きますので、1回分ずつに小分けして置いていく、給餌量が明確に計れるもの(スプーンに何杯とか、何粒とか)をきちんと書いておく、生き餌や冷凍アカムシ、ブラインなど、ちょっと気持ちの悪いものやあげるために準備を要するエサはなるべく頼まなくても良いように人工飼料に餌付けをしておくなどの工夫が必要です。さらに、普段よりも少な目に給餌してくれるように頼むと万全だと思います。

◆エサをあげはじめるときには?
 しばらくの絶食や、少ないエサになれた状態の魚にいきなり普段と同量のエサをあげるのは、魚にも、水槽にも少し乱暴です。ですので、帰宅したら、給餌量もすぐ元に戻すのではなく、徐々に多くしていくと良いと思います。


●水換えはやりすぎない
 外出してしまうと、しばらく水換えができなくなるので、出かける前に大量に換水したいところですが、水質が一度に変化することは病気を誘発する可能性があります。そうなると、外出中に発病してしまいます。ですので、水換えは普通通りの量を行い、しばらく前からサイクルを徐々に変えて、出発の前日に水換えをするように調整するとベストだと思います。ですが、それも難しい場合には、前日に普段と同量の水換えをするだけでも良いと思います。また、帰宅後の水換えも、スパンが長くなっている場合には、pHが普段よりもかなり落ちていることもありますので、一度の水換えの量を減らして数日かけて徐々にもとの水換え量に戻してゆくのが一番安全だと思います。魚を飼ったことがない家族に水換えを頼む場合ですが、底砂掃除はお願いしない方が良いと思います。かき回しすぎてゴミを舞い上がらせてしまうことがあります。また、苔なども除去しないでもらうように頼むのが無難です。苔は水槽内の余計な栄養分を吸収してくれますし、掃除の時にまき散らすと、濾過器に詰まったりするおそれがあります。居ない間の見栄えに関しては気にしないようにしましょう。また、水の投入の仕方、カルキ抜きのことなど、普段やっていることをしっかりと書いて渡しておくのが確実と思います。

●器具の動作確認は慎重に
 まずは器具全般について、とにかく正常に動作していることを確認してください。また、コンセントなどもしっかりと差してあるかどうか、コンセントに水がかかる可能性がないかどうか、などは一通りチェックすると良いと思います。また、電源なども一度切ってみてもう一度起動するかどうかも確認した方がよいです。外出中に停電などがあったときに、きちんと回復しない場合がありますので(特に外部濾過器など呼び水でスタートした物に関しては要チェックです)。

◆ヒーター
 できれば新品に交換してから出かけたいものですが、そういうわけにも行かないことが多いですのできちんと動いてくれることを祈るしかないです。もちろん動作は確認してから出かけましょう。冬など、どうしても温度を下げたくない場合には、2系統のヒーターを設置して、片方を2度ほど低めの温度設定にしておくという工夫も教えていただきました。夏などで、普通はヒーターが通電しない状態ではヒーターをとりだしておくとか、電源を切っておくと万が一の通電しっぱなしを防ぐことができるので良いと思います。

◆濾過器
 濾過器の掃除をしてから出かけるのかどうかというのは、ちょっと難しいところです。掃除は大きな変化ですし、少なからずバクテリアの損失を招きます。それをしてしまうと、水槽が良くない方向に行ったときに家にいないことになりますので、対処のしようがありません。ですが、濾過器のつまりや流量の低下なども心配です。ということで、普段から定期的に濾過器を掃除することで、水槽が通常の掃除をしても問題なく耐えられる状態を作っておくことが大事だと思います。また、濾過器のトラブルとしては水漏れや、エアの混入などでの水流の停止などがありますので、そういった部分を点検してから出かけると良いと思います。

◆照明
 お話を伺った方々の多くは、タイマーによる照明の自動制御を行っているようです。水草などをされている方には一般的な設備と思いますが、魚だけの場合でも、昼と夜の区別を付けてやることは大切なようです。また、そういうタイマーなどの器具もきちんと動作することを確認してください。ただ、どうしてもタイマーを導入できない場合などは、付けっぱなしにするよりは、消しっぱなしにする方が良いと思います。特にクラウンローチなど、隠れるのが好きな魚は明るい状態がずっと続くのをあまり好みませんし、長時間の点灯は苔の発生につながることも多いです。

◆エアーポンプ
 エアレーションの是非についてですが、私は留守にするのであればエアレーションしていくのが良いと思います。魚中心の飼育(水草水槽で、CO2強制添加などの場合は別)であることと、特に水流が強いのが苦手な魚が居ないことが前提ですが、エアレーションさえきちんとしていれば、ある程度の濾過バクテリアのダメージも緩和できますし、何よりも酸素が不足すると全てにおいて良いことがないです。ですので、濾過器のばっ気の能力のみに頼らずに、別系統でエアレーションをすることをお勧めします。

◆蓋
 普段からもそうなのですが、きちんと蓋を確認してください。また蓋の隙間などもなるべくならきちんと塞いで、万が一にも魚が飛び出したりしないようにしてください。普段であれば気がついて戻してあげることもできるかもしれませんが、外出している場合には無理ですので。


●その他に気を付けたいこと

◆水槽をいくつかに分けていくというのも万が一の時の被害を少なくでき、1匹に対する水量が増えるので有効と思います。私も普段は人が居て水槽が置けないところにも水槽を設置して出かけます。ですが、これはそのときに設置する水槽の濾過がきちんと機能することが前提ですので、それが怪しい場合には分けることはしない方が良いと思います。

◆部屋にエアコンがある場合には、それで室温を一定にしておくとさらに良いと思います。ただ人が居ないのに電気代がかかることは財布には痛いですが…。

◆仕事などの関係で長期留守にすることが多い方は、普段の世話も長いスパンで行えば良いように飼育環境を考えておくことが必要と思います。具体的には、過密飼育をしないことや、普段から給餌量を少なくしておくことで、水質の悪化速度を遅くすることができます。


●出かけないのが一番です
 ペットを飼ったら、飼い主はなるべく家を空けないというのが基本的な考え方としてあると思います。それが生き物の命を預かる責任ですし、その覚悟がなければ生き物を飼ってはいけないのだと思います。イヌやネコなどを飼っていると普通の認識のようですが、魚は絶食に強いのでそのあたりのことが軽視されがちです。確かにしばらくエサをやらなくても問題ないかもしれませんが、それは世話をしないことを肯定しているわけではないと思います。ですが、仕事でどうしても出張とか、家族で旅行に行くようなことも実生活では普通にあることです。ですので、そのときには世話ができないことを魚たちにお詫びしつつ、なるべく快適に過ごせるように、最大限の配慮をすることが必要だと思います。
 出かけたらなるべく早く家に帰ってくる。これが、平和な水槽を維持する一番の秘訣だと思います。



■過密飼育になりました
 どうしても増やしてしまう魚。本来は水槽に余裕を持って飼うべきですが、水槽にどのくらいの数を入れて良いのかわからない初心者の方や、こらえ性のない方(私含)はどうしても、水槽が過密気味になりがちです。もちろん、水槽を増やしてあげればよいのですが、場所や、お金の問題がありますので、おいそれとできない場合も多いかと思います。そのときに少しでも魚たちを状態良く飼って上げるための方法を書いてみたいと思います。ですが、あくまでもこれは次善策です。過密飼育の一番の対策は、”過密飼育をしないこと”ですので、それはお忘れなく。

●対策1:濾過能力を増やす
 「過密飼育→餌が増える→排泄物が増える→水が汚れる」という図式は簡単に理解できると思いますが、その場合には濾過能力を増やして対応する必要があると思います。普通、60センチ水槽にはこのサイズの濾過器、などといって売られていますが、ワンランクから、ツーランク上の濾過装置を使うと良いと思います。濾過器は水槽の大きさと言うよりも飼育魚の性質や数で決めるのが得策かと思います。ただし、注意したいのは外部濾過器などで、ランクが上がると水流の強さも上がるものがあります。水流が嫌いな魚の場合には、それを弱める工夫が必要です。

●対策2:水換えや掃除(底砂、濾材)頻度を増やす
 これも水の汚れが早いために快適な水質を維持するには必要なことです。汚れが多くたまりますので、普通の水換えや掃除と同じようにやっていたのでは、水質悪化にまにあいませんので、これは必須だと思います。ただし、一度に大量の換水や、濾材を一気に全部洗ってしまうとか、そういう極端に水質を変えることはなるべく避けるようにしてください。過密飼育とはいえ、個々の魚の適応能力は変わらない(むしろ落ちているかも)ですので。

●対策3:餌を減らす
 これも適正な水質の維持のための方策です。餌の量が少なければ、その分排泄量も減ります。水が汚れる速度が遅くなりますので、水質変化をゆっくりにできるというメリットがあります。ただし、どの魚もきちんと成長できるように、最低限の量はしっかりと確保してください。

●対策4:水質を中性に保つ
 これは、主に初心者の方に向けてなのですが、過密飼育で、いろいろな種類の魚を混泳すると、いつの間にか、適正水質が違う魚を入れている場合があります。例えば、ネオンテトラとプラティ。どちらも非常にメジャーな熱帯魚ですので混泳されている方も多いと思いますが、この2種でも好きな水質が異なりますので、とりあえず、どの魚にも特に問題にならない中性付近に水質を保っておくと良いかと思います。

●対策5:水温を低く保つ
 魚は変温動物ですから、水温は魚の代謝や活動に影響します。水温が高くなると活発になり、その分餌も大量に消費します。大きくなるのも早くなりますので、いろいろな面で水温が高いことは、過密飼育の場合には、水質や環境悪化を早めます。ですので、本意では無いのですが、水温を多少低めに設定することで、餌の量を絞ることができるかと思います。盆栽飼育的な考え方なので、あまり好きではないですが、次善策ということで書いてみました。

●対策6:底砂を入れ、水草を植える
 これは水質の浄化作用を期待していることと、水槽内に障害物や、隠れ家を増やすことで、魚のストレスを軽減するねらいがあります。簡単に育つ水草でよいですので、植えてあげると魚たちもある程度落ち着いてくれると思います。

●対策7:水草水槽を目指さない
 対策6と矛盾しているようですが、水草がわんさか育っている水槽を目指すと、今度は魚たちのいる場所が少なくなってしまいますので、逆にストレスになるかなと思ってのことです。このあたりのさじ加減は難しいので、個々の水槽に合わせて考える必要がありそうです。また、水草水槽では肥料を入れることも一般的にやられていますが、肥料には水質を悪化させる要素もありますし、何よりも、過密飼育の場合には大量の排泄物で肥料分がかなり供給されますのでコケの発生などを招くおそれがあります。

●対策8:セパレータや産卵箱を利用する
 過密飼育、特に多種の混泳では、やはり弱くていじめられる魚などが出る可能性が高くなりますので、そのようなときには他の魚と隔離するためのセパレータや産卵箱をあらかじめ用意しておくと良いと思います。

●対策9:よく観察する
 これが一番大事かも知れません。たくさん飼っているので、それぞれの魚に目が届かなくなりがちですが、やっぱりそれぞれにしっかりと生きていますので、過密飼育を言い訳にして、病気を見逃したりしないようにしたいものです。それに、過密であるからこそ、ストレスは高いことが多く、病気が出たときも感染する確率が上がりますので、そういう意味でもしっかりとした観察は大切だと思います。

●対策10:過密飼育を解消する
 これが最善策です。水槽を増やすとか、里親を捜すとか、過密な状態をやめるのが、最も良い方法ですので、それだけは常に意識して、衝動買いや安易な繁殖は控える自制心を持つように努力しましょう。(それができないので過密になってるんですよね(^^;。いつの日にか、ゆったり飼育のできる心の余裕が欲しいです)


■気温が低くなりました
 主に冬の寒さで水温に影響が出る場合のお話です。特に寒冷地などでは昼夜の気温差が大きく、夜に暖房を消してしまうと、部屋の温度がかなり下がることがあります。また、ヒーターを使っているとその電気代などもバカになりませんので、そのあたりの対策です。ちなみに、クラウンローチはいきなり温度が下がると白点病になりやすいので、保温というのは重要です。

●対策1:ヒーター容量を増やす
 水槽にヒーターを使っていると思いますが、ヒーターの容量(ワット数)が小さいと、急激な気温の低下に対応できず、水温が下がってしまう事があります。それを防止するためにも、ヒーターの容量は余裕を持って設置したいものです。目安としては水量60リットルに200W以上は欲しいところです。ちなみに、メーカーでは60リットル(60センチ水槽)に150Wで十分としているところが多いようです。

●対策2:部屋を暖かく保つ
 これも急激な水温低下を防ぐ手段です。気温が低くならなければ水温も下がらないですから、ある意味決定的な対策ですが、普通は寝るときには暖房などは消しますので、その後のことも考えると良いと言うことです。例えば、窓に厚手のカーテンをつけるとか、しっかりと内窓を閉めるなど、部屋自体の熱を奪われにくくすることも良いと思います。

●対策3:断熱材を利用する
 水槽自体を冷めにくくする工夫です。水槽の周りに断熱用のシートや、発泡スチロールなどでぴったりと覆ってやるとかなりの断熱効果を発揮しますので、急激な水槽温度の低下を緩和することができます。また熱が逃げにくくなるのでヒーターの消費電力を節約することもできます。水槽の下にも断熱材を入れてやるとさらに効果的です。また、夜間だけ毛布などで覆ってしまう方法もあります。

●対策4:濾過器も保温する
 水槽の保温と同じように濾過器も保温するとさらに効果的です。特に外部濾過器などは、水が一端水槽を完全に出てしまいますので、断熱シートで覆うとか、タオルをかぶせるだけでも違います。また、濾過器へとつながるパイプもかなりの熱を逃がしてしまいますので、それも2本束ねてシートを巻き付けるなどの対策をとると良いと思います。

●対策5:水温を下げない水換えをする
 気温が下がると、普通は水道水の水温も低くなりますので、水換えの時にはしっかりと温度あわせをしてから水槽に水を注入するほうが良いと思います。夏場でも同じですが、冬場は特に気をつけたいですね。

●対策6:蓋をしっかりとする
 水温が一番逃げやすいのは水面ですので、その上にある蓋をしっかりとして、隙間をなるべく塞いでやることで、逃げる熱を少なくします。また、ライトリフトなどをしている場合には、それも撤去して熱源を水槽に近づけてやるのも効果的です。

●対策番外:暖かいところに引っ越しをする
 アクアリストの夢です(笑)


■水温が高くなりました
 主に夏の暑さで水温が上がる場合があります。熱帯魚は熱帯魚なのに暑さに弱く、一般的な熱帯魚は30度を越えるあたりから調子を崩す魚が出てきます。エビなど飼っているとさらに神経を使いますね。クラウンローチに関して言えば、30度くらいなら平気な場合が多いですが、それでも、普段と変わりすぎるのも良くないと思います。

●対策1:部屋のエアコンで室温を下げる
 掲示板で出たなかでは最も有効で、かつ魚へのダメージも少なくなりそうだというお話でした。水槽(水量)の大小も関係なく、また気温を下げるので、水の変化も穏やかになりそうです。ただし、エアコンをつけっぱなしにしておきますので、かなりの電気代は覚悟しなければならないです。

●対策2:部屋の風通しを良くする
 水槽のある部屋に日が入って、外の気温よりも室温が上がっていることもありますので、そういう場合には窓を開けたり、換気扇を回したりして、流れを良くして、部屋の空気自体の温度を下げると有効です。また部屋の中で空気が動くことで、水槽周りだけが暖かくなってしまうことも防げると思います。風通しを良くすることは、お金もかからないですし、やりやすいと思います。

●対策3:市販の水槽クーラー(と逆サーモ)を使う
 これも水温を下げる効果としてはかなり大きいとのことですが、何せ値段が高価なのがかなり痛いです。対応水量が多くなるとさらに値段も跳ね上がるという、なんともつらい器具ですが、もちろん効果はしっかりとあるようですので、金銭的に余裕のある場合にはお勧めです。

●対策4:ファン(扇風機)を使う
 水面に風を当てると、そのときの気化熱で水温を下げてくれます。そのために、クリップ式の扇風機(写真)やパソコンに使われているファンを改造して水槽に取り付けられるようにする方法などもあります。ですが、この方法は水が大量に蒸発するために、定期的に足し水をしなければなりません。また、冷却能力から言うと、少し弱いですので、気温があまりにも高い場合などには効果が薄い事もしばしばです。とはいえ、暑さ対策としてはポピュラーに行われている方法です。

●対策5:エアレーションをする
 水面で水がはじけると、その時に水温が下がる効果を狙っているのですが、これもあまりにも暑い場合にはほとんど期待できません。ただし、それとは別に水温が上がることで水中の残留酸素が減っていますので、それを補うという意味では、酸欠対策に大いに有効だと思われます。

●対策6:換水する
 水槽の水温よりも低い水で換水すれば水温が下がるのは当然ですので、直感的に有効性は分かると思いますが、これも実は決定的な対策ではありません。一時的に水温は下がるのですが、しばらくするとすぐに上昇してしまい、また換水ということになります。しかも、換水は水質を変化させるというリスクを伴いますので、よほど緊急の場合以外には、頻繁な換水はお勧めしません。

●対策7:凍ったペットボトルを入れる
 空のペットボトルに水を入れて凍らせ、それを水槽に投入します。飲み物を冷やしているのと同じですので、ある程度は下がりますが、それも気温が暑ければ、そんなに長続きはしません。特に、水槽が大型になればなるほど、必要な氷の量は増えてゆきまして、一般家庭で作れる常識的な氷の量では、大型水槽には対応できません。また、小型水槽でも加減を間違えると、いきなり冷えすぎたりして、逆に魚にダメージを与えてしまいますので、使う場合には温度変化に注意して、慎重にやる必要があります。

●対策8:ライトのリフトアップ
 水槽の熱源を遠ざけるので、温度を下げると言うよりは、温度が上がりにくくするという意味合いです。これはそれなりに効果があるようですが、水草水槽などで高光量が必要な水草を育てている場合などには、つらいかも知れません。

●対策9;水槽の蓋を取る
 水槽の中に熱がこもるので、それを放出するために、水槽のガラス蓋を取ってしまいます。これも効果はありますが、飛び出したりする魚が居る場合には注意が必要です。金網などで代替品を作ってかぶせている方も多いようです。

●対策10:エアリフト式の濾過器に交換する
 モーターも熱源ですので、水中モーターを使用する濾過器は使わない方が、水温の上昇を抑えられます。ただし、濾過器は水槽の生命線ですので、バクテリアの調子を崩してまで水温を下げる必要があるかどうかは疑問です。そのあたりのことが問題なければ試されると良いと思います。

●対策番外:涼しいところに引っ越しをする
 それができたら苦労はしません。


□季節が変わりました(切り替え時期)
 季節の変わり目には、水温と水質の変化が大きい場合がありますので、毎日の気温には十分に注意して、上記の高温対策、低温対策をしっかりとしてください。また、夏にしか使わない機材(クーラーなど)、冬にしか使わない機材(ヒーターなど)も事前に動くかどうかを点検しておきましょう。また、水道の水質も季節で変わる事がありますので、そのあたりをチェックするのも忘れずにしておきたいところです。


■苔が生えました
 いろいろな生物を飼っているのに、苔だけが全く生えない水槽はちょっと異常だと思いますので、ある程度は我慢する必要はあります。ですが、それも限度がありまして、限度を超えた苔は鑑賞上よくありません。熱帯魚は飼育の楽しみと、鑑賞の楽しみの両方が満たされてこそのものだと思いますので、見苦しいほどこけむした水槽はなかなかいただけません。ということで、苔をある程度まで減らす方法です。

●対策1:苔を食べる生き物を飼う
 水槽内のことは水槽内で解決してもらおうという発想です。オトシンクルスやアルジイーター、プレコの仲間などは、苔を食べる魚として有名です。また、エビや巻貝の仲間も同様です。ただし、それぞれに好きな苔の種類がありますし、また苔取りはするけど、大きくなるとか、気が荒くなるとか、後々苔を食べなくなるなど、いろいろと別の問題を抱えている魚も居ます。さらに、苔取り目的で入れたのでかわいがってもらえない場合もありますので、しっかりとそのあたりを考えて、飼ってあげてください。

●対策2:成長の早い水草をたくさん植える
 苔も水中の栄養を使って増えるわけですから、その栄養を別の生物が消費してしまえば苔も生えにくくなるという発想です。そのために、早く成長する→栄養の吸収も多いということで、アナカリスやマツモ、ハイグロフィラなどを水槽にたくさん入れる方も居るようです。その延長線上で、水槽内の水草を元気に育てることで、苔を押さえるという考え方もあります。

●対策3;エサを絞る
 これも水中の栄養分を減らすことで苔を押さえるという考え方です。水中の栄養分の多くは、魚の糞などですので、その元となるエサを減らせば、必然的に水槽内の栄養分は減ることになります。でも、あまりへらしすぎると、今度は魚たちに悪影響が及びますので、その加減が難しいです。また、同じ考え方で、水草を育てるのに肥料を与えていれば、それを減らす(なくす)というのも有効ですが、水草の生育とのバランスを考えなければいけません。よく、苔対策の質問などをすると、その答えに「水中の富栄養を無くしましょう」なんて言われますが、実際にバランス良くそれをやろうとするとなかなか難しいと思います。ですので、とりあえず、エサを少し絞って様子を見てみるのが良いかと思います。

●対策4:光を弱める
 苔は光を浴びて成長しますので、それを遮断してやれば、苔はかなり抑制できます。魚しか入っていない水槽では、水槽全体を布なので覆ってしまい、光を遮断して1週間も置けば、苔をかなり撲滅することはできますが、大抵の水槽には水草が入っていますので、なかなか難しい対策です。ただし、水草の中にも特に強い光が必要のない種類も居ますので、はじめからそう言う種類ばかりを植えておいて、いざとなったら光を遮断して苔をやっつけるという方法もあります。

●対策5:薬品を使う
 苔が生えないということを売りにしている薬品はいくつも市販されていますが、完璧な効果を持つものはなかなか無いようです。苔は枯れても、水草も枯れたり、効果が一時的であったりと、難しいようです。元々、苔も水草も成長に必要なもの(養分、二酸化炭素、酸素、光)はほとんど同じですので、どちらかだけを一方的にやっつけるものを作るというのはなかなか難しいことは容易に推測できます。ワンポイントの苔対策など、用途を限定して使ってみるというのが賢い使い方なのかなと思います。

●対策6:ひたすら手でこすり取る
 ガラス面にうっすらと生えた苔は、食器用スポンジや、へらなどで簡単に落とすことができますので、ある意味決定的な苔対策かも知れません。ですが、水草の葉についた苔や、流木のくぼみの中などはいちいち手でふき取るのは大変ですので、それは別に対策を考える方が良さそうです。

●対策番外:苔も楽しむ
 「苔ぐらい、生えたければ生えればいいさ」という広い心があれば、他には何も必要ありません。苔は広い心でクリアできます(笑)。というか、放っておくとそのうち収まるとおっしゃる方もいまして、一概に笑い話でもないです。


■カタツムリ、タニシ、巻き貝、貝、スネール、がいっぱい出ました
 上記の名称は、初心者の方がよく使うと思われる表現です。アクアリウムの世界では一般にそう言ったものをスネールと呼んでいます。水槽への進入経路は、大抵は水草にスネールの本体か、卵がついていた場合のようです。これも、数匹居るうちは、かわいいですが、放っておくと、すぐに大増殖して見苦しいまでの状態になります。

●対策1:スネールを食べる生き物を飼う
 苔のところでもありましたが、スネールもそれを食べてくれる魚が居ます。その代表格がクラウンローチです。このサイトに来るくらいですから、クラウンローチを飼われている方も多いかと思いますが、彼らはスネールが大好きなようです。おかげさまでうちのクラウンローチ水槽ではスネールを滅多に見かけません。他の水槽で増えたスネールを入れても、翌日には駆逐されていますので、なんともすごい食欲です。他には、バジス・バジスやスカーレットジェム、トーマシー、ツメガエル、アベニーパッファーなどが食べると言われていますが、それらが食べているところは見たことがないので私は実際のところは知りません。でも、いろいろなサイトで紹介されていますので、効果はあるものと思います。また、オトシンクルスがスネールの卵を食べるので、増殖を押さえられると言うお話も聞きますが、これも私は食べているところを見たことがありませんので、確実にはわかりません。
 これらの生物も苔のところと同様に、特徴を熟知した上で、しっかりとかわいがってあげられる場合に導入してくださいね。

●対策2:手で取る
 もっとも確実ですが、もっとも手間のかかる方法でもあります。とにかく見つけた端から取りだしてしまいます。クラウンローチがいれば、その水槽にでも入れておくと、彼らが喜んで食べてくれるので、一石二鳥かもしれません。ですが、この方法はかなり疲れますし、根本的な解決になっていませんので、延々とスネールをとり続けなければならないようです。

●対策3:リセットする
 完璧に駆除するのであれば、水槽をリセットしてしまうのが一番早いかも知れません。ですが、完璧にやらないと意味がありません。底砂も、流木などのアクセサリも全部熱湯消毒(できれば底砂は酸処理)すると、撲滅できますが、水草にスネールが残っていたりすると、また出てきますし、新しい水草を入れるのも勇気が居るようになります。それにリセットはリスクが高いですので、あまり大きな顔でお勧めするものではありません。

●対策番外:スネールを飼う
 これが最も平和的かと(笑)とにかくスネールをたくさん増やして、飼ってしまいましょう。楽しいかも知れません。別に居たからといって、鑑賞上困る以外には特に問題はないですから。かわいいものです。でも、あまり飼いすぎると、貝殻のせいで水がアルカリ性になったりしないのでしょうか?疑問です。


■変な虫がわきました
参考画像:ヒドラ(画像提供:ゆきさん)
 変な虫。この表現に当たる生物がいつの間にやら水槽内にはびこってくるのはある意味致し方のないことのようですが、これもある程度を越えるとやっぱり気持ちが悪いですので何とかしたいと思います。変な虫と呼ばれるものの代表的なものは、ミジンコ(昔、理科の教科書で見たあれな生き物)、ミズミミズ(白くて細い、糸ミミズのような生き物)、ヒドラ(長細くて、触手が出ていて、毒まであるらしく、何とも言い難い生物(右写真参照))、プラナリア(色はいろいろで、頭の部分がぷくっと膨らんでいる、ナメクジみたいな生物)などが、居ます。どれも、直接的に魚に害を及ぼすものではないですが、これらが目に見えるほどに出てくると言うことは、水質が悪くなっているというサインだといわれていますので、お気をつけください。

●対策1:変な虫を食べる生物を飼う
 これも苔やスネールと同様です。うちのプラティなどはミズミミズは食べてくれます。グラミーなどがこういった生物を食べるというお話を聞きますが、私は見たことが無いですので、わかりません。ミジンコはかなりの魚が喜んで食べるようですね。でも、変な虫を食べさせるために魚を入れるというのは本末転倒かと思います。

●対策2:生き餌を減らす
 変な虫の発生原因として生き餌のような採集もののエサからの水槽内への混入が挙げられます。ですので、その供給源を断つために、生き餌を人口餌に切り替えるという手があります。

●対策3:水質を改善する
 変な虫は水質が悪くなると発生する傾向にあるようですので、濾過器の中や、底砂が汚れていないかどうか調べて、もしも汚れていれば掃除をします。そして、しばらくは水換えを多め(回数)に行って、水質改善をはかります。水質が良くなってくれば、自然に変な虫も収まることが多いです。即効性はないので、根気が必要ですが、根本的な問題を解決するので、対処療法よりは確実と思います。

●対策番外:変な虫も飼う
 これも別に虫が気にならなければ良いのではないかと思います。ただし、虫が出てくる原因が、魚にとって悪いものであれば問題ですから、そこところをきちんと見極めて、虫との共存を目指すのも一つの飼い方と思います。


 
■水に色がつきました
 水に色がつくという状態の多くは、黄色から茶色っぽい色がつく場合だと思います。それは、水質が悪化した場合、流木やピートなどに含まれる自然成分が溶け出した場合、餌の色が残った場合などが考えられます。それ以外に薬を入れてその色がついた場合、また稀に水槽アクセサリから着色インクが溶け出すこともありますので、それらの対策です。

●対策1:水質が悪化した場合
 水槽設置初期や、水槽が不安定になったときに、水槽の水が黄色から茶色っぽくなる場合があります。水質悪化と一口に言ってもいろいろと原因がありますので、その原因を取り除くことで解決するしかありません。原因と言っても多岐にわたりますのでpH、アンモニア、亜硝酸、硝酸塩を計ってみる、濾過器のつまり、底砂の汚れ、その他設備の不備をチェックするなどをして、原因を特定し、それを取り除いた上で、水換え(掃除)や濾過器の追加、一時的には活性炭の使用、餌を減らすなどの対策を取ってみてください。

●対策2:流木の場合
 流木を入れるとたまに”あく”と呼ばれるものが染み出してきまして、水槽を黄色から茶色の水にすることがあります。このあく自体は特に魚に対して悪影響は無いようです。あまりにも濃いと魚が見えなくなるらしいですが、私はそんな流木にお目にかかったことは無いですので、それでも大丈夫なのかどうかは良くわからないです。ただ、鑑賞上もクリアな水が好きという方も多いですので、このあくの取り方です。

◆水換えをする
 水中のあくが薄くなりますのでそのうち色が目立たなくなってきます。あくは基本的にある程度出てしまうと止まりますので。

◆活性炭を入れる
 活性炭はあくの色を取ってくれる効果がありますので、手っ取り早くあくを取りたければ、活性炭を入れてみてください。あく取り用の活性炭も市販されていますのでそれを利用してみても良いと思います。

◆流木を入れる前にあく抜きをする
 しばらく水につけておくと、あくが出ますので、水槽に入れる前にバケツにでも水を張ってあくを抜いてから使うと良いと思います。

◆あまり削らない
 流木はあくの塊のようなものでして、削ると中のほうのあくまで出てきます。ですので、あまり表面を削ったりせずに、そっと使うのが無難です。でも、プレコとかは、ガリガリと削ってくれるんですけどね(^^; そういうときにはあきらめましょう(笑)

◆流木自体を出してしまう(^^;
 あまり解決になっていませんが、あくのもとを水槽から出してしまえばそれで問題解決です。もしくは、アク抜き済みの流木なども売っていますので、それを購入されても良いかと思います。たまにアク抜き済みなのにあくの出る流木もありますが…(^^;

とりあえず、流木のあくに関してはそれほど気にならない程度でしたら、放置しても問題ないと思います。そのうち水換えをしていると薄まってくるのが普通ですので。逆にいろいろとやりすぎて水槽のバランスを崩すようなことが無いようにお気をつけください。

●対策3:ピートなど(水を弱酸性にするときに入れる天然もの)の場合
 これに関しては、こういうものですし、仕方が無いです。色だけをクリアにして弱酸性効果を得ようとするのはなかなか難しいと思われます。逆にピートなどを使わずに、ソイルやその他の物を使って水質を変えることを考えた方がよいと思います。
 一応、活性炭などで、ある程度の吸着はできるようですが、それによってpHが上昇することもありますので、本末転倒ですよね。

●対策4:餌の色の場合
 これは私も実際に餌から溶け出しているのを見たわけではないのですが、餌の色が水に出ていると言うお話を聞いたことがあります。これは餌を変えるとか、餌の量を減らす、水換え頻度を増やすなどの対策が有効かとおもわれます。活性炭で餌の色を吸着できるのかどうかはわかりません。

●対策5:薬の色の場合
 メチレンブルーなどは青色、グリーンFゴールド顆粒などは、添加すると飼育水が黄色く色づきます。この色が薬効成分ですので、薬浴中は色がついた状態でなければ困りますが、薬浴が終わってからもそのままでは困ります。薬の入っていない新水で水換えをしながら徐々に薄めていく方法が一般的だと思います。また、活性炭で吸着することもできますので、手っ取り早く色を元に戻したければ、水換えと併用してみても良いかと思います。ただし、病後ですのであまり急激に水質を変化させることは避けた方が良いですので、色がついているのはしばらく我慢して徐々に水を元に戻してゆくことを心がけたほうが良いと思います。

●対策6:着色インクなどの場合
 水槽用のアクセサリでたまに着色料が溶け出して、水を染めてしまうことがあるようです。また、水槽用では無いものを水槽に入れて水の色が変わったのでどうすればよいのかと、聞かれたこともあります。基本的には薬の場合と同じように、水換えで徐々に薄めて排出するか、活性炭で吸着できるものは吸わせてしまうのが良いと思いますが、その着色料が魚に悪いものでしたら、悠長なことを言っていられませんので、全換水して、水槽なども洗い、魚を水あわせして戻してあげてください。それ以前に、怪しいものは水槽に入れないのがベストだと思います。



■水が濁っています
 水が濁る原因は数々ありますし、状態も違いますので一概に対策というのも乱暴なお話なのですが、大きく分けて二つの場合があります。(1)物理的にゴミが舞っている場合と、(2)何らかの原因で小さな生き物が水中に大量発生(大量死)した場合です。ですが、見た目にはどちらなのかはわかりにくいですので、両方の対策を施されても良いかと思います。(1)は細かい底砂を使った時などに、砂の中の粘土質の部分などが舞い上がっている場合や、底にたまったゴミが浮遊している場合などがあります。(2)は主に水質の偏りに原因があると思われます。水の中に栄養分が多いと、それをエサにして一部の微生物が一斉に繁殖したり、逆に濾過バクテリアなどが酸欠などで一度に死滅したりすると水が濁る原因になります。

●対策1:濾過能力を上げる1
 (1)の場合には物理濾過の能力を、(2)の場合には生物濾過の能力を上げて、浮遊物を取り除き、水の状態を改善します。

●対策2:濾過能力を上げる2
 (2)の場合に有効ですが、水中のよけいな成分を活性炭などに吸着してもらうという方法もあります。

●対策3:掃除をする
 主に(1)の場合ですが、底砂や濾材が汚れているとゴミが舞い上がりやすくなりますし、またゴミをこし取る力も弱くなりますので、定期的に掃除をすることをお勧めします。

●対策4:底砂を変える
 特に水草を良く育てるために、粒の細かい底砂を用いる場合がありますが、それが濁りの原因になる場合もあります。それに、掃除もしにくいですので、必要がなければ、重くて粒が大きめの底砂に取り替えた方が良いと思います。

●対策5:エサを少なくする
 これは主に(2)の対策ですが、水中によけいな養分があることが良くないのですから、それを減らすためにエサを減らすという方法があります。

●対策6:換水をする
 ある意味直接的な解決策ですが、濁っている水を取り替えてしまいます。といっても中に入っている魚たちのことを考えて、一度の量は少しずつ、回数を増やすようにします。これは、濁ったものをくみ出すという意味の他に、水質を改善して濁りの元を断つという意味でもあります。

●対策7:光を遮断する
 (2)に当たると思いますが、水が緑色に濁る場合があります。苔が水中を漂っている状態でして、それは上で紹介した苔対策をすることでも良いと思いますが、光を遮断するとうまくいくことがありました。


■水面に油が張っています
 水面にうっすらと油膜が張ったり、泡の切れが悪く、いつまでも水面に泡が残っていることもあります。原因は、濾過能力不足による場合や、添加した薬品による場合などがあります。

●対策1:油膜を食べる魚を飼う
 これも便利な(といっては魚に失礼ですが…)魚が居ます。モーリーやプラティはおなかがすくと、油膜をぱくぱくと食べてくれます。うちではわざわざ油膜を作ってあげていたこともあります(意味はないですが(笑)。これも、油膜を食べるためだけに飼うのはかわいそうなので、それらの魚に愛情がなければやめた方がよいと思います。

●対策2:水面を動かす
 止水域で油膜ができることが多いようですので、水面を常に波立たせておくと、自然に攪拌されて油膜が目立たなくなります。ごまかしているだけですが、それでも見苦しくなくなります。エアレーションをしたり、濾過器からの戻り水を水面に当てたりすることで水面を波立たせることができます。

●対策3:エサを考える
 油膜ができやすいエサと、できにくいエサがあります。うちの場合には、人工飼料ではあまり油膜はできませんが、乾燥アカムシをあげると油膜ができる場合が多いです。このようにあげる餌によってもできるかどうかが変わりますので、それを考えてエサを変えてみるのも良いかと思います。また、エサをやりすぎると、油膜の原因にもなりますので、程々のところで押さえるようにした方がよいと思います。

●対策4:水質を改善する
 そもそも、油膜の原因は濾過のバランスが崩れて、水質が悪化していることが多いですので、生物濾過がきちんと作用してくれれば、自然に油膜が消えてゆくことになります。ですので、濾過能力の見直し(濾過器や濾材の強化、濾過器の掃除)や底砂の掃除、水換えなどが有効かと思います。

●対策5:すくう
 あく取りなどを利用して、油膜をすくってすてるという方法もあります。また、キッチンペーパーなどで油膜を吸い取ってしまうのも良いでしょう。特に、自然にできたのではなく、油のついた手を水槽に入れたとか、外からの混入の場合には速やかに取り除く必要があります。


■病気が出ます
 病気の出る原因は様々ですが、大抵は魚に何らかのストレスがかかっている場合が多いです。それをかけないようにするにはどうするのかというお話です。それでも、病気になったときの対処は病気のところを参照してください。

●対策1:水質を改善する
 水槽で飼育している魚の量に対して、濾過能力が追いついているのかどうかを検討し足りなければ追加したり、濾材の掃除、底砂の掃除、こまめな水換えなどを行って、水質改善を図ります。

●対策2:魚の数を減らす(混泳魚を考える)
 魚の数が多いとエサの量も増えますので、どうしても水が早く汚れることになります。さらに魚同士が出会う確率も上がりますので、ストレスを感じる魚も出てくるようです。また、多くの種類を入れる場合には、魚同士の相性なども考慮して、なるべくお互いにストレスになりにくいような組み合わせを考えてあげる必要があります。

●対策3:水質や、水温変化を小さくする
 魚は水質や水温が短時間に大きく変動するとかなりのショックを受けるようです。水あわせという作業があるのはそのためです。ですので、それらの変化を小さくするように、季節により高温・低温対策、水換えの時の新しい水の投入にも時間をかけたりするとこういった変化を小さくすることができます。

●対策4:エサを減らす
 エサは魚の成長のために無くてはならないものですが、同時に水質を悪化させます。さらに、魚はエサをもらうと、あるだけ食べてしまうようですので、食べ過ぎになることもしばしばです。太りすぎた魚は健康とは言い難いように思います。ですので、エサをあまりやりすぎないように気をつけると良いと思います。

●対策5:適正環境で飼う
 魚によって、適正な水質、隠れ家の有無や、生活スタイルが違います。それらを知った上で、なるべく適正な環境で飼ってあげると良いと思います。


 


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