今更聞けないアクアな質問

 ねこのさかなさがしは、初心者向けのサイトなので、そういう方に向けたコンテンツも用意しようかなということで考えてみました。

 せっかく水槽をはじめたのに、わからない事ってあるんです。でも、飼育していたら当たり前っぽいことを掲示板などで聞いてもいいのかなって思うことも多いと思いますし、そもそも掲示板で話をすること自体が苦手、なんて方もいらっしゃいますよね。ということで、とにかく初歩の初歩の疑問に関するQ&A集を作ってみました。ただ、私は長年水槽をやってしまった身なものですので、初心者の方の気持ちに本当になれるか?というと疑問なところもあるんですが、私のサイトで質問されたことなどを参考に書いてみたものです。

 このほかにも、本当にわからないことがあければ、掲示板のほうにでも書いてみてくださいね。また、そこから初心者の方の疑問をこのコンテンツに反映させていただくことも考えていますので、逆に質問してくださる方が、嬉しいかもしれません(^^)


目次

●魚に関すること
●水に関すること
●器具に関すること
●水換えに関すること
●水槽の掃除に関すること

●魚に関すること
Q 熱帯魚はどのくらい生きますか?
A 種類によりますが、大きくなる魚ほど長生きな場合が多いです。初心者の方が購入する機会が多いと思われる、4センチくらいのテトラの仲間ですと、2〜3年程度、同サイズのなまずの仲間ですと、3〜8年くらいというのが一般的だと思います。中には年魚といって、1年のみしか生きない魚や、100年近くも寿命があるといわれている魚なども売られています。

Q は毎日あげるのですか?
A 魚種にもよりますし、水質が悪化している場合などは、餌を抑えたほうが良いときもありますが、大抵の魚は毎日あげて問題ないと思います。

Q は1日何回あげればいいですか?
A これは飼育している魚の種類や成長度合いによりますので、一概には言えませんが、成魚は、1日1回で十分な場合が多いです。早く大きくしたい稚魚などの場合には、一日の回数を多くすることもあります。

Q の量はどのくらいあげればいいですか?
A 一回の餌の量も、魚の種類などによっても違いますが、一口で食べてしまえるような、フレーク状の餌などの場合には、1分以内には食べ終わるくらいの量が適当と思います。また、ゆっくりとやわらなくなって、魚が削りながら食べるような、コリドラスタブレットなどの場合には、20分後に見たときに餌が残っていないくらいの量で良いと思います。

Q 熱帯魚はヒーターなしで飼えますか?
A 日本での飼育で、冬のことを考えると、ヒーター無しでしたら熱帯魚は飼育できないと考えた方が良いと思います。低温に強い種類も居ますが、一般的に20度以上の水温を常に保つ必要があります。また水温変化を嫌いますので、昼夜の気温差が大きい時期などは、ヒーターが無いと病気の原因にもなります。

Q 熱帯魚は濾過器なしで飼えますか?
A 条件によっては、飼育できると思いますが、一般的な飼育状況を考えると、濾過器がないのはかなり厳しいですので、知識や経験が無ければ特に、濾過器の助けを借りて飼育していく方が安全です。

Q 熱帯魚はエアポンプなしで飼えますか?
A 濾過器や育成するものの条件によって、エアポンプが必要ないこともありますので、場合によります。通常、上部濾過器か、エアリフト型の濾過器を使った場合以外には、エアポンプで別にエアレーションすると良いと思います。ただ、魚中心ではなく水草の育成も視野に入れた場合、エアレーションしないほうが良い場合もあります。

Q 熱帯魚は照明なしで飼えますか?
A 水槽を設置してある部屋が、普通に人が生活しているような光の環境でしたら、水槽に照明が無くても問題ないですが、照明があるほうが魚たちをしっかり見れますし、直射日光などを照明の代わりにすると、水槽の維持がものすごく大変になりますので、あった方が良いと思います。水草の育成などを考える場合には、必須といえると思います。

●水に関すること
Q 水槽に水はどのくらいまで入れるんですか?
A あふれてしまわない限り、好きな量だけ入れればよいですが、水槽のガラスが水面よりも出ていると、そこに水が跳ねて白くなることがありますので、それが嫌な場合には、上まで水を入れるとよいと思います。ですが、水位が高い分、魚は飛び出しやすくなりますので、飼っている魚の性格などとも相談して決めてください。

Q 水槽に水は最低、どこまで入れるんですか?
A 濾過器などのパイプの取水口が、必ず水没する水深までは確実に水をいれてください。また、ヒーターが水上に出ないような水深にする必要もあります。特に水を少なくする事情が無ければ、なるべく多く水を入れましょう。

●器具に関すること
Q 水温計はどこにつけたらいいのですか?
A 基本的には、見えるところならどこでも良いですが、普通は水槽正面のガラスの左右どちらかの上の端が多いと思います。ヒーターの真上とか、底砂に差し込むとか、水槽の全体的な水温を正常に測れないような場所に設置するのだけは避けてください。

Q エアポンプはどこに置いたら良いですか?
A 水槽の水面よりも上でしたら、どこにおいても良いですが、紐などで吊るすと、比較的、駆動音を抑えることができます。

Q ヒーターはどういう風に置けばいいですか?
A 底砂の上に横にして置き、ヒーターの上に物がかぶらないようにするのが普通です。立てて使う方も居るようですが、水換えの際などに、ヒーターが水面から出てしまって、空炊きする事故などの可能性を考えますと、横に置いておくのが無難だと思います。

Q ヒーターカバーは必要ですか?
A 飼育している魚によります。ヒーターカバーの穴から入り込むような魚を飼育している場合には、つけないほうが良いです。カバーと、ヒーターの間に挟まって死んでしまうことがあります。穴よりも大きな魚や、穴に入ることが無いような魚ばかりですと、つけておいたほうが安心です。

●水換えに関すること
Q 水換えのときはカルキ抜きを入れてから水槽に水を入れるのですか?それとも、水道水を水槽に入れてからカルキ抜きを水槽に入れるのですか?
A 一旦バケツなどに水をためてカルキ抜きなどを入れてから、水槽に入れるほうがより安全と思います。魚がカルキに触れる瞬間が無くなりますし、バケツなどの方が、正確に水の量を測れるからです。

Q 水換えのときには水槽のを別のところに出すのですか?
A 普通の水換えでしたら、出さなくても問題ないです。

Q 水換えの時に入れる水は、温度を合わせたほうがいいのですか?
A お湯などで調整して、できるだけ水槽の温度と同じにしてあげるといいです。

Q 水換えの時には一気に水を追加してもいいですか?
A 魚は水質の変化にあまり強くないので、できるだけゆっくり入れてあげると良いと思います。

●水槽の掃除に関すること
Q 水槽掃除の時には、を別のところに出すのですか?
A 底砂の上を掃除用器具で掃除する場合には、出す必要は無いと思いますが、底砂を取り替えたり、水槽の大掃除をするときなどは、魚を別の場所に避難させておいた方が良い場合もあります。日常のメンテナンスでは、必要ありません。

Q 水槽掃除の時には、流木など、水槽のアクセサリー類も出すのですか?
A アクセサリーの下などには、ゴミがたまりやすいですから、出して掃除すると理想的ですが、それによってレイアウトが崩れたり、砂が舞い上がったりするのもあまりよくないですので、日常のメンテナンスでは、できるだけ下のほうにも掃除器具を入れてゴミを吸い出す程度でよい場合が多いです。
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