パキスタン・ローチ



(画像提供:あゆみさん)
 パキスタンローチについて、情報を箇条書きにまとめてみました。情報を寄せてくださった、あゆみさん、しゅうさん、あずたかさん、Tomokoさん、D・Kさん、越後屋ポン太さん、梓尤稀さん、entoさん、ありがとうございました。

■一般的な情報

●旧学名:Botia lohachata 現在の学名:Botia almorhae
●全長:8〜10cm
●分布:インド、パキスタン、バングラデシュ,ネパール
●水温:22〜28度
●水質:弱酸性〜中性
●特徴:白に近いグレーの体に黒っぽい点や帯(枝分かれしている)がいくつも入った特徴的な柄をしています。柄がYoYoの形に見えることから、YoYo-loachと呼ばれていることもあります。旧学名でボティア・ロハカタの名前で売られていることもあります。クラウンローチ以外はあまり有名ではないボティアの中では比較的よく見かける魚です。


(画像提供:しゅうさん)
■飼育してわかった情報

●だいたいの個体に当てはまると思われること
  • クラウンローチよりも積極的に前に出てきて物怖じしない。
  • あまりじっとしていることはなく、動き回っている。
  • 他の魚に対しては概ね穏和で特に危害を加える様子はない。
  • 好奇心が旺盛でいろいろなものに興味を示して寄っていく。
  • 上部濾過器の落水など、水流のある場所が比較的好み。
  • 狭い場所に無理矢理入り込もうとする。
  • 餌取りに関して積極的に関わり、クラウンローチなどとも取り合いをする。
  • クラウンローチと同じように、横になって寝る(下写真参照)。
  • 眼下棘をもつ。
  • 基本的にエサはクラウンローチと同じでよい。

画像提供:梓尤稀さん
●個々に遭遇した事例や特徴
  • 袋に2匹のパキスタンを入れてショップから持ち帰ったときに、1匹がもう1匹に噛みついていた。
  • お腹を上にしても寝る。
  • 砂利などに潜り込むこともある。
  • クラウンローチよりも成長は早い。
●縞の変化について
 パキスタンローチの大きな特徴として、成長とともに縞が変化することが確認されました。クラウンローチの場合には、縞の色や、形が多少変わることはありますが、基本的に小さいときのままですが、パキスタンローチは成長期には縞が増えてゆくようです。その様子を時間順に並べてみました。全て同じ個体の写真です。左右の柄が変化してゆくのが確認できると思います。(写真提供:あゆみさん(モデル:ちくわん)
パキスタンローチはクラウンローチを飼うことのできる環境であれば特に問題はないと思います。あまり大きくならない(らしい)ので、大型魚との混泳に気を使うくらいが違いかと思います。

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