ヤマトシマドジョウ

(画像提供:おでっせいさん)
 ヤマトシマドジョウ(タイリクシマドジョウ)について、まとめてみました。写真や情報を提供してくださった、おでっせいさん、ありがとうございます。
 
■一般的な情報

●学名:Cobitis matsubarai
※Cobitis spという表記もありますし、また、別の学名での記述もあります。調べていると、4倍体だとか、交雑種だとか、そういうお話が見つかりまして、そうなると、私にはよくわからないので、とりあえずこう書いておきます(詳しい方、ご存知でしたら教えていただけるとうれしいです)。
●全長:8〜14cm
●分布:日本(本州西部、九州)
●水温:15〜24度
●水質:中性
●特徴:体色は、白色から薄い褐色の地で、模様の色は黒〜茶色っぽいです。体の側面にスポットが列になって並んでいます。スポットの大きさには、かなりの個体差があるようです。背中のほうにも大き目の点々の模様が入っていますが、点々が離れている感じの個体もいれば、かなりの密度で模様がある個体もいるようです。腹側は白いです。体型は、円筒形のドジョウらしい体型で、6本のヒゲがあります。

(画像提供:おでっせいさん)
■飼育してわかった情報

●だいたいの個体に当てはまると思われること
  • 底モノではありますが、水槽の全域を活動範囲としているようです。
  • 流れに向かって泳ぐことも得意なようですので、落水のある濾過器を使っている場合には、遡られないように工夫する必要がありそうです。
  • 基本的にエサはクラウンローチと同じでよいです。赤虫などから、タブレット、フレークなどの人工餌も食べるそうです。
  • 細かい砂にすると、砂ごと餌を口に含んで、砂だけをエラから出すようにして食べるようです。
●個々に遭遇した事例や特徴
  • 他の魚に対しては、特に攻撃的ではないようです。アジメドジョウとも仲良くしているそうです。
  • 成長速度は、1年に5ミリ程度とのことです。

(画像提供:おでっせいさん)
ヤマトシマドジョウは、捕食されないサイズや、魚食性の低い魚とは混泳できると思います。他の魚に対しても特に攻撃的という感じでもないようです。飼育に関しては、一般的な熱帯魚の飼育設備で問題ないですが、砂地が好きみたいですので、底砂は細かめにしてあげると喜ぶのかもしれません。餌も何でも食べてくれるそうですので、飼育にそれほど困る点は無いと思います。

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