フクドジョウ

(画像提供:おでっせいさん)
 フクドジョウについて、まとめてみました。写真や情報を提供してくださった、おでっせいさん、ケンさん、ミレニアさん、うどうあとりさん、ありがとうございます。
 

(画像提供:おでっせいさん)
■一般的な情報

●学名:Noemacheilus barbatulus toni
●全長:15〜20cm
●分布:日本(北海道、福島、朝鮮半島など)
●水温:10〜20度(一応、飼育環境として多いようなので、このようにしましたが、諸説見つかりまして…(^^; それらを総合しますと、飼育の場合、室内の常温(夏除く)なら普通は大丈夫とのこと。熱帯魚との混泳事例も多いですので、24度程度まではなんとか大丈夫そうです。上は30度くらいまでは耐えられるという記述も見られますが、住んでいるところから考えてあまり高水温にはしないほうが良い様な気がします。下は氷の下でも生きられるほどだそうなので、かなりいけそうですが、飼育するならわざわざ過酷な状況にしなくても良いような気がします)
●水質:中性
●特徴:体色は、背中側は、灰色から茶色に近い地に、少し濃い灰色のブチ模様が付いています。側面に黒く、ラインが一本入っていて、その周辺にもブチ模様が見えます。腹側は模様が少なく、地の色も白っぽいです。細長い体型ですが、円筒形よりも少し扁平な格好で、良く知られたドジョウ体型よりは、若干つぶれ気味です。口が少し下側についています。髭は3対、6本です。

(画像提供:うどうあとりさん)
■飼育してわかった情報

●だいたいの個体に当てはまると思われること
  • ニョロニョロ系の泳ぎ方ではなく、どちらかと言うと、機敏に泳ぎます。
  • 暗いほうが活発に動くようです。
  • 石の下などに隠れる習性がありますので、底砂や隠れ家はあった方がよいようです。
  • 自然界ではコケなども食べるようですが、餌は赤虫などから、タブレット、フレークなどの人工餌も食べます。

(画像提供:おでっせいさん)
●個々に遭遇した事例や特徴
  • 金魚のヒレをかじって食べていた。
  • 自分の居るところに入ってきたほかの魚を追い出す場面も見られます。
  • 猫丸は川に採集に行ってこのドジョウを2年間も狙っていますが一度も捕獲に成功せず。というか、見たこともないです。北海道の代表的なドジョウのはずなのに…(T_T) 今年こそは会いたいです。
  • 野生のフクドジョウはこんな感じです。
(画像提供:おでっせいさん)
(画像提供:おでっせいさん)
  • 北海道の川で撮影されたフクドジョウです。結構大きな石のあるところに居るんですね。
(画像提供:おでっせいさん)
フクドジョウは、捕食されないサイズや、魚食性の低い魚とは混泳できると思いますが、ちょっと気が強い面があるようですので、フクドジョウよりもサイズが小さかったり同じような縄張りをもつ魚と一緒にする場合には、しっかり観察して危害を加えないかどうかを見てあげる必要がありそうです。普通に混泳している事例も良く見かけますので、ものすごく気が荒くてどうにもならないわけではないようです。設備としては、一般的な熱帯魚の飼育設備で問題ないですし、餌も何でも食べてくれますので、飼育自体にはそれほど困らないかと思います。

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