満腹の魚たちが昼寝をしている頃、見馴れない一人の御曹司が店に入ってきた。poppers51.ruと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。タバコをもみ消すと、テーブルにpHメーターを立ててから、もったいぶったようにこう切り出した。

そう言った途端、大粒の涙と飼育水がpoppers51.ruの目から溢れた。

満腹の魚たちが昼寝をしている頃、見馴れない一人のダンディが店に入ってきた。どこにでもいるようなアクアリストだ。Edwardcawは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

可哀想に・・完全に壊れきっている。

魚たちが起きだす朝方、また繝ｦ繝九ヰ繝ｼが水槽をかぶってやってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。繝ｦ繝九ヰ繝ｼは辺りかまわず罵った。

繝ｦ繝九ヰ繝ｼはクラウンローチの存在を誰かに知って欲しいのだ。

大分夜も遅くなり、水槽の電気も消えた頃、見馴れない一人の学生が店に入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。Juliarogは何を思ったか一冊のアクア雑誌を取り出し、猫丸（マスター）に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

ショップのご主人から散々言われてきた言葉なのだろう。

大分夜も遅くなり、水槽の電気も消えた頃、見馴れない一人の青年が店に入ってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。Binarykrは120センチ水槽を抱えたまま、1歩もその場を動こうとしなかった。

この後、誰もが予想だにしない展開が！

大分夜も遅くなり、水槽の電気も消えた頃、前に見たことがある色男が入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。AnthonyGeortは一言一言時間をかけてゆっくりと濾過バクテリアについて語り始めた。

いけない。一瞬寝てしまった。

大分夜も遅くなり、水槽の電気も消えた頃、見馴れない一人の学生が店に入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。Evelynは熱帯魚屋のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

何気ない台詞の中に秘めた凶暴性を感じる。

大分夜も遅くなり、水槽の電気も消えた頃、見馴れない一人のミスターが店に入ってきた。言わずと知れたMatthewneincアクアリスト組合のボスだ。差し出した一杯の飼育水を飲み干すとくたびれた声で一つのアクア話をした。

たかがそれだけの水草話を言いにわざわざ来たのだろうか！？

大分夜も遅くなり、水槽の電気も消えた頃、またState Tax Universityが水槽をかぶってやってきた。野郎はチャック全開に気づいている様子もない。State Tax Universityはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

隣のテーブルで１人のアクアリストがState Tax Universityの様子を見て笑っていた。

大分夜も遅くなり、水槽の電気も消えた頃、前に見たことがある旦那が入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。AnthonyGeortはあふれる涙と水槽の水を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

AnthonyGeortの言葉にはどこか淫靡な響きがある。