魚たちが起きだす朝方、前に見たことがある彼氏が入ってきた。断っておくが、この店はこういう熱帯魚マニアの客ばかりじゃない。駆け出しアクアリストという職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

そんな事を言っても愛する魚は戻ってこない。

大分夜も遅くなり、水槽の電気も消えた頃、前に見たことがある男が入ってきた。GlennFueroというふざけた名前の男だ。GlennFueroは昔の水槽を思い出したかのようにこう言い出した。

そう言って自分の頭をコツンと殴りエヘッと笑ってベロを出した・・・。

大分夜も遅くなり、水槽の電気も消えた頃、見馴れない一人の御曹司が店に入ってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。GlennFueroはいかに令嬢というものが素晴らしいかを主張し始めた。もちろん、魚の次にだが。

この台詞を最後にしてこの御曹司は魚を捕獲しに旅立った・・・・・。

大分夜も遅くなり、水槽の電気も消えた頃、見馴れない一人の貴公子が店に入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。Robertotwiltは熱帯魚屋のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

あまりにも必死だったので猫丸（マスター）は思わず吹き出してしまった。

大分夜も遅くなり、水槽の電気も消えた頃、この店の常連のTimothyMokがいつものようにビニール袋を下げて入ってきた。一見して水槽の素人じゃないことが人相で分かる。TimothyMokはミスから聞いたというクラウンローチの話をしだした。

猫丸（マスター）の意識はTimothyMokの鼻の穴から伸びているCO2カウンタに釘付けで、話を聞いている余裕はなかった。

大分夜も遅くなり、水槽の電気も消えた頃、見馴れない一人の青年が店に入ってきた。青年の美貌に店内中の貴婦人が息をのむ。Richardjepはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

最近話題の中心人物は誰かって？勿論目の前にいるこのRichardjepさ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またState Tax Universityが水槽をかぶってやってきた。若者の体から漂う高級なバクテリア溶液の香りが店内に異臭を放つ。State Tax Universityは誰から聞いたかわからないアクアな噂話をはじめた。

家族を捨て、故郷を捨て、そして自分さえも捨てようとしている。水槽のために…。

他の客も酔いが回ってきた頃に、また蟾樒ｨ主漁螟ｧ蟄ｦが水槽をかぶってやってきた。どこにでもいるようなアクアリストだ。このダンディが話すことといえばいつもセクシーダイナマイトの事だ。

中身の無いダンディだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の色男が店に入ってきた。色男はセクシーダイナマイトを探しているらしく、得意万面で水槽立ち上げの話をしだした。

そう言って水草を持った手をピクピク痙攣させた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またﾐ曝ｳﾑ�亢舒于仆亳亶 仗仂亟舒ﾑｘｸ仂于亳亶 ﾑ�仆ﾑ迄ｰ亠ﾑ�ﾑ§ｶﾑｘｳﾑｂｪ水槽をかぶってやってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともないアクア用品を使う。自分の飼育経験が今までどんなに幸福だったかを延々と話し始めた。

何度も聞いたアクア話だった・・・・。