他の客も酔いが回ってきた頃に、この店の常連のЗвёзды Телеграмがいつものようにビニール袋を下げて入ってきた。店に入る前からЗвёзды Телеграмは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。Звёзды Телеграмは熱帯魚屋のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

・・泣きたいだけ泣くがいい。今宵の酒は悲しい酒だ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の優男が店に入ってきた。mob.genmens.ruは水槽中の魚に投げキッスをし、mob.genmens.ruはカウンターの上にあった”楽しい熱帯魚”を明読し始めた。

だがその目元は全く笑っていなかった・・・。

水槽の蛍光灯が夕闇に映える頃、この店の常連のЗвёзды Телеграмがいつものようにビニール袋を下げて入ってきた。腕に熱帯魚の名前が彫ってあるらしい。・・昔の愛魚のだが。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

なかなか話し上手な英雄だ。

水槽の蛍光灯が夕闇に映える頃、見馴れない一人の学生が店に入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。一枚の魚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

魚達が泣いてるぞ・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のЗвёзды Телеграмがいつものようにビニール袋を下げて入ってきた。アクアの世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。一枚の魚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

この若造は魚の話しかしてこない。

遅い昼飯でも食べに来たのか、見馴れない一人の学生が店に入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。猫丸（マスター）の水槽を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

学生のこの言葉がのちのち何人ものアクアリストを苦しめることになろうとは、本人でさえも気づいていなかったのだろう。

満腹の魚たちが昼寝をしている頃、この店の常連のЗвёзды Телеграмがいつものようにビニール袋を下げて入ってきた。水槽レイアウト勝負で散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。Звёзды Телеграмはいかに大和撫子というものが素晴らしいかを主張し始めた。もちろん、魚の次にだが。

殆ど逆ギレだ・・・・・。

満腹の魚たちが昼寝をしている頃、また繝ｦ繝九ヰ繝ｼが水槽をかぶってやってきた。色男は女子高生を探しているらしく、という職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

何を語っても冴えない色男だ。

魚たちが起きだす朝方、この店の常連のЗвёзды Телеграмがいつものようにビニール袋を下げて入ってきた。Звёзды Телеграмという名前は魚の学名と一緒で覚えるのに一苦労だ。何を思ったのか箱入り娘の話しをはじめた。

人と同じようにしていないと不安なのだろう。

魚たちが起きだす朝方、見馴れない一人の若者が店に入ってきた。若者の体から漂う高級なバクテリア溶液の香りが店内に異臭を放つ。MichaelNokは120センチ水槽を抱えたまま、1歩もその場を動こうとしなかった。

そう言ったMichaelNokの表情は酷く疲れていた。