他の客も酔いが回ってきた頃に、前に見たことがある貴公子が入ってきた。駆け出しアクアリスト仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。猫丸（マスター）にペコペコお辞儀をするとマッドスキッパーのような眼で語り出した。

AnthonyRendaはその曇った瞳でどんなコケを見ていたのだろうか。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の男性が店に入ってきた。店に入る前からAnthonyRendaは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。一枚の魚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

AnthonyRendaの話よりAnthonyRendaという名前の方が笑える。

他の客も酔いが回ってきた頃に、前に見たことがある若造が入ってきた。一見して水槽の素人じゃないことが人相で分かる。猫丸（マスター）の胸鰭をつかむと今にも水槽を壊しそうな勢いでこう言った。

そしてこの後、驚愕の事実が！

他の客も酔いが回ってきた頃に、前に見たことがある学生が入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。何を思ったのか淑女の話しをはじめた。

それでよく今まで生きてこれたものだ。

水槽の蛍光灯が夕闇に映える頃、見馴れない一人のダンディが店に入ってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。額、首筋、わきの下、水槽のガラスを一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

水質について何を言いたいのかサッパリ分からない。

水槽の蛍光灯が夕闇に映える頃、前に見たことがある旦那が入ってきた。ここに来て、水質を語るようなタイプには見え無いのだが・・・。Matthewunilkは乙女から聞いたというクラウンローチの話をしだした。

うん？どっかで聞いたようなアクア用語だ・・・・・。

水槽の蛍光灯が夕闇に映える頃、前に見たことがあるプリンスが入ってきた。Matthewunilkは終始腰を左右に揺らしている。Matthewunilkは辺りかまわず罵った。

このMatthewunilkはアクア友達がほしくて仕方がない哀れな人物である。

水槽の蛍光灯が夕闇に映える頃、見馴れない一人の男性が店に入ってきた。店に入る前からMatthewunilkは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

そう言いながらも好きな魚のアピールを忘れない。

遅い昼飯でも食べに来たのか、前に見たことがある男が入ってきた。Matthewzorは数匹の魚をはべらせ上機嫌そうにだ。Matthewzorは何を思ったか一冊のアクア雑誌を取り出し、猫丸（マスター）に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

Matthewzorを警察に通報するべきか悩むところだ・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、前に見たことがある英雄が入ってきた。PatricktuGと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。一枚の魚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

もはや水槽を直視する事はできないようだ。