他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人のミスターが店に入ってきた。言わずと知れたJerryWedアクアリスト組合のボスだ。JerryWedは辺りかまわず罵った。

ここにも一人、水槽の遷り変わりに取り残されたミスターがいた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、前に見たことがあるダンディが入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。GilbertwranTは今の仕事の駆け出しアクアリストを辞めて、熱帯魚屋に転職したいというような話をしてきた。

未だに過去にすがって生きている。

他の客も酔いが回ってきた頃に、前に見たことがある御曹司が入ってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか猫丸（マスター）の水槽にそれをぶつけてきた。

水槽に冷水を入れるのだけはやめてもらいたいものだ。

水槽の蛍光灯が夕闇に映える頃、見馴れない一人の男性が店に入ってきた。店に入る前からConniemaxは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。Conniemaxは女性から聞いたというクラウンローチの話をしだした。

魚達が泣いてるぞ・・・。

水槽の蛍光灯が夕闇に映える頃、見馴れない一人の男の子が店に入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。この男の子が話すことといえばいつも美人の事だ。

要するに誰かの水槽の悪口が言いたいのだろう。

水槽の蛍光灯が夕闇に映える頃、見馴れない一人の色男が店に入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。キューブ水槽をみつめながら、つぶやきはじめた。

この時のbluebirdgoldpdfcagの台詞が果たしてどんな意味を持っていたのか・・・。そのときの猫丸（マスター）には予想すらできなかった。

水槽の蛍光灯が夕闇に映える頃、見馴れない一人の男性が店に入ってきた。この辺りでGilbertwranTの水槽管理に関して、いい噂は聞かない・・・。一枚の魚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

殆ど逆ギレだ・・・・・。

水槽の蛍光灯が夕闇に映える頃、見馴れない一人の貴公子が店に入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。Arthursmiteはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

そう言って水槽の周りをゆっくり舐め回した。

水槽の蛍光灯が夕闇に映える頃、前に見たことがある巨漢が入ってきた。愛玩の水温計を片時も離さない。AmandaAlalaは熱帯魚屋のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

人と同じようにしていないと不安なのだろう。

魚たちが起きだす朝方、前に見たことがあるダンディが入ってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。Davidprokeはあふれる涙と水槽の水を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

猫丸（マスター）は、魚をゲットしたDavidprokeの笑顔を未だに忘れない。