魚たちが起きだす朝方、また繝ｦ繝九ヰ繝ｼが水槽をかぶってやってきた。繝ｦ繝九ヰ繝ｼは終始腰を左右に揺らしている。セクシーダイナマイトから教わったという魚の歌を歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

水槽に冷水を入れるのだけはやめてもらいたいものだ。

魚たちが起きだす朝方、見馴れない一人のダンディが店に入ってきた。どこにでもいるようなアクアリストだ。貴婦人から教わったという魚の歌を歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

もうそんな事を言う歳でも無いと思うのだが。

大分夜も遅くなり、水槽の電気も消えた頃、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。一見して水槽の素人じゃないことが人相で分かる。Everettgamは水槽周りを警戒するようにこう言い出した。

要するに誰かの水槽の悪口が言いたいのだろう。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人のミスターが店に入ってきた。言わずと知れたErnestjetアクアリスト組合のボスだ。何を思ったのか美人の話しをはじめた。

この時のErnestjetの台詞が果たしてどんな意味を持っていたのか・・・。そのときの猫丸（マスター）には予想すらできなかった。

水槽の蛍光灯が夕闇に映える頃、見馴れない一人の男の子が店に入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。Arthurnetは最近のマドンナがいかに腹立つかを力説しはじめた。

冗談にしては笑えない。

遅い昼飯でも食べに来たのか、見馴れない一人のミスターが店に入ってきた。自分の事を素晴らしい魚飼いだと勘違いしている。Charleswobは猫丸（マスター）を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

そう言って水槽の周りをゆっくり舐め回した。

遅い昼飯でも食べに来たのか、見馴れない一人のミスターが店に入ってきた。自分の事を素晴らしい魚飼いだと勘違いしている。Edwardomivyはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

「誰も自分の飼育方法を分かってくれない・・」最後にそうつぶやいた。

遅い昼飯でも食べに来たのか、見馴れない一人の彼氏が店に入ってきた。食えない・・・その手の人間だ。Johnsnowはいかにコギャルというものが素晴らしいかを主張し始めた。もちろん、魚の次にだが。

家族を捨て、故郷を捨て、そして自分さえも捨てようとしている。水槽のために…。

満腹の魚たちが昼寝をしている頃、前に見たことがある男が入ってきた。JasonDubは数匹の魚をはべらせ上機嫌そうにだ。猫丸（マスター）の飼育魚しか話し相手がいないのか、真っ先にこちらへやって来た。

世も末だ・・・。

魚たちが起きだす朝方、前に見たことがあるプリンスが入ってきた。プリンスの体から漂う高級なバクテリア溶液の香りが店内に異臭を放つ。自分の飼育経験が今までどんなに幸福だったかを延々と話し始めた。

そう言ってTimothyOmigeは不気味にはにかんだ。