クラウンローチ飼育の具体例

 クラウンローチの飼育について、その方法などを紹介してきましたが、教科書的に教えられてもなかなか実際の飼育に生かすのは難しいかなと思います。それよりも、こんな環境で飼っているとか、こんな飼育の仕方もあるとか、それらの例を具体的に示した方がわかりやすいのではないかと思いまして、飼育の実際のところを書いてみたいと思います。私の水槽のデータ紹介という事になります。例は多い方が良いと思いましたので、過去の水槽で、参考になりそうなことも覚えているところは、追々載せてみたいと思います。

※お願い:以下の例はあくまでも例なので、こうしないと上手に飼えないということではありません。今うまく行っている水槽をお持ちの方はそのまま維持してくだされば全く問題ないと思いますし、これに合わせるように無理に変更するようなことはしないでくださいね。

※皆さんの水槽の具体例も募集したいと思います。やはりたくさんの例があると、初めての方も飼育スタイルを考える参考にしやすいと思っております。また、皆さんがどんなふうにクラウンローチの飼育を楽しんでらっしゃるのかも知りたいです。
 もしも気が向いたら、クラウンローチの居る水槽のデータ(と、あれば水槽の写真)やこんな風に楽しんでます!っていう感想などを掲示板やメールで教えていただけるとありがたいです。もちろん、わかる項目だけで十分です。よろしくお願いします。


●キリュウさんの水槽

2005/9/5〜現在

2005/8/9

2005/6/6 
---水槽データ---
・水槽サイズ:45×30×28の水槽
・濾過装置:上部濾過機 種類は不明
・底砂:分からない。ちょっと粗め。
・照明:これも分からない。だけどとにかく横は45センチ
・水温:28度くらい。
・pH:不明
・GH:不明
・KH:不明
・アンモニア濃度:分からない
・亜硝酸濃度:分からない
・硝酸塩濃度:不明
・水換え頻度:1ヶ月に1回程度。
・水換え量:3分の1程度。
・底砂の掃除:ポンプでゴミを吸いだすくらい。
・二酸化炭素の添加:していない
・肥料の添加:していない
・水槽維持期間:2年ほど(クラウンローチを入れてからは半月程度)
・餌:1日2回(朝7時15分、夜9時15分)、ニュートラフィンマックスひとつまみ、チャ〜ミ〜コリドラス×1、ヒカリクレスト
キャット×4、たまに活きたイトメ、乾燥イトメ、冷凍赤虫、パックDEアカムシ
・クラウンローチ:2匹 どちらも3センチほど。
・混泳魚:エンゼルフィッシュ1匹、ミッキーマウスプラティ1匹、ブラックルビー・バルブ3匹、コリドラス・アエネウス2匹、アルビノ・コリドラス 1匹、コリドラス・パレアトゥス1匹、コリドラス・ジュリー1匹、ロングフィンゼブラダニオ2匹、オトシンクルス2匹、ネオンドワーフレインボー2匹、クーリーローチ2匹、チェリーバルブ1匹
・レイアウトの特徴:熱帯魚用の隠れ家の焼き物が一つで、両隣にミクロソリウムが5株、ガボンバが濾過機の近くに2本、作り物の布でできたニセの水草が2本。
・備考:エンゼルがほぼ熱帯魚水槽を支配しています。よって右側はエンゼルフィッシュとコリドラスしかいません。左は避難場所で残りの熱帯魚がいます。よくクラウンローチがエンゼル地方に行ってエンゼルにどつかれてます・・・。


●ruiさんの水槽
---水槽データ---
・水槽サイズ:60cm規格水槽
・濾過装置:上部濾過器×1
・底砂:JAQNO 天然アクアシステム山砂(6kg)
・照明:18W×2灯(常時リフトアップ15cm)
・水温:おおむね25℃前後(夏場は32℃まで許容)
・pH:6.0〜7.0くらい
・GH:不明
・KH:不明
・アンモニア濃度:検出されない
・亜硝酸濃度:検出されない
・硝酸塩濃度:不明
・水換え頻度:だいたい1週間に1度
・水換え量:4分の1〜3分の1
・底砂の掃除:換水時に水作プロホースで
・二酸化炭素の添加:していない
・肥料の添加:基本的にしていない
・水槽維持期間:約4年
・餌:1日1回、テトラミンを適当にパラパラ、コリタブ×2(細かく割って)、キャット×6、プレタブ×1(2日に1回くらい)
・クラウンローチ:4匹(6cm×2、5cm×1、4cm×1)
・混泳魚:プラティ、アンジェリカスボティア、ボティアストリアータ、ゾディアックローチ、オトシンクルス、Co.アトロペルソナータスII、Co.アドルフォイ、Co.シクリ、ゴールデンブルーフィンペコルティア、スーパーブラックドラゴンスタークラウンプレコ、スティンクポットムスクタートル
・レイアウトの特徴:ローチ達の隠れ家に土管&竹炭マンション、それを土台にして大きめのモス付流木でプレコの隠れ家にしています。底砂に直に植えている水草はありません(鉢植えor活着)。水草はうちではとにかく食い荒らされるので(犯人の特定できず)、ダメになったら違う種類を買ってみて試行錯誤中です。
・備考:右の方、ポッカリ空いている場所が、水草が入れ替わるスペースです。(^^;混泳魚のための餌を分けて与えてしまうと、その度にローチ達ががっついてしまうので、全ての餌を一度に与えています。


●佐和子さん&Alainさんの水槽
---水槽データ---
・水槽サイズ:150センチ
・濾過装置:水槽内部濾過器、エーハイム07031シリーズ(1001.220タイプ)
・底砂:(不明:日本の商品と比べてみると、サンディゴールドと大磯砂の混合のような感じ)(5〜6センチ)
・照明:蛍光灯36W×2(1日12時間タイマー)
・水温:26〜27度
・pH:7.0〜7.2
・GH:8〜10
・KH:3〜4
・アンモニア濃度:検出されない
・亜硝酸濃度:検出されない
・硝酸塩濃度:多少
・水換え頻度:1週間に1度
・水換え量:4分の1
・底砂の掃除:1週間に1度
・二酸化炭素の添加:していない
・肥料の添加:していない
・水槽維持期間:約2年
・餌:1日2回(テトラミン、コリタブ)
・クラウンローチ5cm〜12cm11匹
・混泳魚:エンゼルフィッシュ、ブラックモーリー、ネオン&カージナルテトラ、プラティ、シルバーチップ、ロージーテトラ、アルジイータ
・レイアウト:30cm大流木数本、アマゾンソード他
・ローチについて
エサが少ないと、水草もかじりますが、あまり気にしていません。
攻撃的な魚では決してありませんが、大きいローチはおなかがすくと、エサに猛突進、他の魚への迷惑度の高い魚となります。


●アオさんの水槽
---水槽データ---
・水槽サイズ:120センチ水槽
・濾過装置:外部濾過器×2、エーハイム2217、2235上部濾過(60センチ用)×1
・殺菌灯9W
・底砂:酸処理済み大磯砂(4〜5センチ)
・照明:蛍光灯20W×4(1日9時間タイマー)
・水温:26.5度
・pH:7.0〜6.5
・GH:わからない
・KH:わからない
・アンモニア濃度:検出されない
・亜硝酸濃度:検出されない
・硝酸塩濃度:多少
・水換え頻度:1週間に1度
・水換え量:4分の1
・底砂の掃除:1週間に1度
・二酸化炭素の添加:していない
・肥料の添加:していない
・水槽維持期間:約2年
・餌:1日2回、各種バランス考えて(冷凍赤虫週2回)
・クラウンローチ:推定生後2年 現在12〜3センチを先頭に8センチまで13匹。最終的に15匹くらいは飼育予定であり多少他のローチ(パキ、
スカンク等々を5〜7匹)を飼育したいと思っています。20センチ位まで大きく育てたいと思いますので当然今の水槽では無理と思います。将来的には大型水槽に成らざるえないかと。
・混泳魚
 パールグラミー×2(成魚)、チェッカーボードシクリッド×2(成魚)、ハニーイエローグラミー×4(成魚)、ドワーフグラミー×2(成魚)、レッドファントム×10(成魚)
・備考:
*ローチを飼ってみて感じることを少し書いてみます。
 この水槽はローチをメインにしておりますので、あくまでもローチに危害があるようなお魚は投入していません。彼らは臆病ゆえ隠れる場所があれば、直ぐ隠れます。隠れる場所を作ってあげるか、作らないかは本人しだいです(笑)心情として隠れたいのなら、隠れる場所を提供しそのうえで前に出て来る工夫をしたいもんです
 時間と共に馴れるには、かなり日数がかかります(当方半年位掛かりましたが駄目でした)。しかし、上層部に怖がらずに、活発に餌を食う多数のお魚がいると、出てきて乱舞します。意外と過密水槽の方のほうが出て来るのはこの辺なのかと。当方スカスカ水槽ゆえ、なおさら馴れにくいかとも。臆病なローチを穴倉から引き出す為にはもう少し気の強いお魚を入れるべきと思います。
 よく問題になる掘り返す水草、齧られる水草とありますが、大磯を4〜5センチ入れた場合抜かれた事はないです。また葉を齧るときはプレコタブを時折入れるようにしています。私は例え齧られてもローチが野菜を欲していると思い取り上げる事はしません。餌と思い追加しています。まぁ〜これも維持費と(笑)


●猫丸のメイン水槽
---水槽データ---
・水槽サイズ:60センチ規格水槽
・濾過装置:自作の外部濾過器(濾材容量12リットル)+水中濾過器(ディフェーザー)+外掛け濾過器
・底砂:川砂(4〜5センチ)
・照明:部屋明かりのみ
・水温:23度
・pH:7.0〜7.5
・GH:わからない
・KH:2
・アンモニア濃度:わからない
・亜硝酸濃度:検出されない
・硝酸塩濃度:わからない
・水換え頻度:不定期(大体1〜2週間に1度)
・水換え量:6分の1
・底砂の掃除:不定期(大体1〜2週間に1度)
・二酸化炭素の添加:していない
・肥料の添加:していない
・水槽維持期間:約1年半
・餌:1日1回、ひかりクレスト(キャット、ディスカス)中心(冷凍赤虫、ブライン:気が向いたら)
・クラウンローチ:6〜8センチ 4匹
・混泳魚:その他ボティア×7、ローチ×6、ナマズ×7、上層魚×8
・レイアウトの特徴:底が2層になっています。ウィローモス、リシア、有茎草などの水草と流木がメインです。
・備考:クラウンローチとボティアの水槽です。現在の様子はまたちょっと違いますが、取りあえず安定していたときの状態です。


●猫丸の過去の水槽
---水槽データ---
・水槽サイズ:120センチ水槽
・濾過装置:外部濾過器×2
・底砂:酸処理済み大磯砂
・照明:蛍光灯1灯
・水温:25度
・pH:6.0〜6.5(たぶん)
・GH:わからない
・KH:わからない
・アンモニア濃度:わからない(たぶん出ていない)
・亜硝酸濃度:わからない(たぶん出ていない)
・硝酸塩濃度:わからない
・水換え頻度:不定期(大体1〜2週間に1度)
・水換え量:10分の1
・底砂の掃除:不定期(大体1〜2週間に1度)
・二酸化炭素の添加:していない
・肥料の添加:していない
・水槽維持期間:約1年
・餌:1日1回、コリタブ中心(冷凍赤虫週2〜3回)
・クラウンローチ:4〜20センチ 18匹
・レイアウトの特徴:アマゾンソードと有茎草などの水草と大きめの流木、石がメインです。
・備考:クラウンローチのみの水槽です。一番多く飼っていたときの様子です。以前の水槽なのであまり覚えていません(^^;








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